またまた新しい病名が発明されました。




・新型うつ病


(会社に居るときは元気がなくて、会社を出ると元気になるという症状。)




精神科には、DSMなるアメリカ精神医学会の作った病気マニュアルがある。


これがね、年々物凄いスピードで分厚くなってる。




彼らは何でも病気にしたいのだ。




会社に居るときは元気がなくて、会社を出ると元気になるというのは、


その会社か、その仕事か、そこの人間若しくは働くことが、嫌なのだ。


多かれ少なかれみんなそうだ。




病気ではありません。性質です。


怠け者という性格かも知れません。




怠け者に生まれてしまったことは、本人の責任ではない。


そういう性格、またはそうなる環境に育ってしまったのだと思う。




けれど、怠け者がいると他の人の負担が増えるから、怠け者は、当然嫌われます。


これを病気にしちゃうと、怠け者に免罪符を与えることになる。


怠けるのは自由だが、他人に迷惑を掛ける自由はない。




・怠け者は、病気です。病気なので暖かく見守りましょう。


・病気なので、会社は手当てを出しましょう。


・クスリを飲めば少しは頑張れるようになれます。




これが、今の多数意見だ。


怠け者にとってこの風潮は、都合が良い。


病気として怠慢を正当化した上、手当てをもらえる事だってある。


だが、そのうち、ドラック中毒にされてしまう。




怠け者は怠け者なりの処せ術を編み出す以外に生きていく方法はない。


性質だから、洗脳以外にそれは直らん。




物凄いストレスにさらされて、精神に異常をきたす人はいるだろう。


それを病気と呼ぶのは良いかもしれない。


そのストレスが会社に起因するものなら、会社が何らかの便宜を図るのは当たり前と思う。




それとこの新型うつは話が違う。




そもそも、憂鬱とうつ病の境はどこにある。


心の専門家を標榜する精神科の医者は、それを選別する能力があるのだろうか?


それが出来るなら、その精神科医は神に近い。




現実には、彼らの診断は、血液型別性格診断と殆ど変わりない。




女医が、私達医師は世間知らずなのと言っていた。


とても謙虚で好感を持った。


だが、人様の多様な悩みを扱う精神科医は、世間知らずでは済まされない。


借金苦の人に必要なのは、それを忘れさせてくれる薬ではない。


借金をどうやって消すかという処方だ。


わからないからとにかくクスリ出しとけってのが問題なのだ。




借金苦になら、僕の方が確実に解決策を提示できる。


(あえて書くが、金を貸してやるとかじゃないよ。)




落ち着かない子供を捉えてADHDという。


あなたの子供はADHDという病気ですよ。


そう言われて安心する親が居る。


挙句、大人しくさせるクスリを飲ませる。




そんな親だから、こどもが落ちつかないんじゃないの?


自分の子供に責任を負え。


先ずは自分を疑え。




こういう事をいうと。


あなたは強いからそんな事言えるのだとか、恵まれているのだとかの批判を受ける。


それはそうかも知れない。ピンチには強い。




だが、人一倍、嵐にさらされていたから判った事もある。




そう、結局、誰も助けてくれないのだ。


善人ズラしたやつほど、総論賛成でも各論反対なのだ。


現実はとことん厳しい。


そして、善が報われるわけでもない。


右も左も理不尽な事だらけ。




世の中それくらいに思っていないとやって行けない。


これからは、ますますそうなる。




だが、時々世の中まんざらでもないと思うことがある。




1つの幸せを感じるのには、10の不幸が必要なのだ。


1つの幸せを感じるのに、2つの不幸を嘆くなんて贅沢極まりない。




そんなもんでしょ。




うつになどなってる暇など何処にもない。