「あなた何様。」と一日に三回言われた女性がいる。


ブログに「あなた何様。」という言葉をつかう人がいたことを驚いたと書いてある。

さらに、その取り巻きたちが、

「ほんとよねー。」とか、彼女を褒め称え、

挙句の果てに、

「心が繋がっていないからそんなことを言うのよねー。」

とか身内で盛り上がっている。


僕もあなたに言いたい。

「’あなた、何様?’って言われて驚いているあなた、何様?」

「心が繋がる?って?見えるのあなた。」


彼女は以前、僕に「真実の愛」を語った女性だ。


そう言われた経緯は、わからぬが、

おそらく、また上から「真実の愛」でも、説教たれたのだろう。


そうでもなければ、「あなた何様。」と3回も言われることは無い。


「真実の愛」は一生を掛けて追求するもので、軽く口にするほど安っぽいものではありません。

それを連発するから、’あなた何様?(神様?)’になる。


その相手は、口下手だったのだろう。

だから、’あなた何様’と云うしかなかったのだろう。


同情いたします。


僕なら、

「なら、真実の愛ってのを見せてくれ。」

とか

「真実の愛を具体的に説明をしてくれ。」

と反論する。


同じ揉め事を起しやすい言葉に

「好き」

「世間」

「友達」

「普通」

などがある。


世の中の揉め事の大半は、説明不足で起きるか、どちらかがどちらかを騙した場合に起きる。

こんな大雑把で、一見綺麗な言葉が揉め事の元。

言ったいわない。話が違う。などと後で揉める。


自分の意見でなく、大雑把で意味不明瞭な言葉で相手を納得させようとする行為は、人を抑圧する行為だ。

よくよく考えて発せられたのではなくて、単に言葉で相手をねじ伏せたいときに使われる。


西麻布男前店の近くに、その名も、「先取り」と云う名のガールズバーという名のスナックがある。

スタッフは皆そこそこ見目麗しい女子達。


そこの女子が、

「好きやけん。」

「好いとうとよ。」

などと連発する。


心など何処にもない。それが、見え見えなところにまだ救いがあるが。

まあ、店の名前も、「先取り」なので、ある意味見事だ。


僕はそこの店で’王子’の称号で呼ばれることがある。

密かに喜んでいたら、その店には、多数の王子が存在することが判明した。

くっそーっ。この屈辱はキャバクラ以上だ。


くやしいが、見事に僕のこの理論は証明された。


僕の場合は、「私の事好きか?」と問われて

「やってみなけりゃ、何が残るかわからん。」

とバカ正直に答える。

そりゃあ、そこで、すかさず、

「この3年で出会った女性中で一番好きだよ。」

ぐらい言えれば、成功(性交)率は飛躍的に上がるはずなのだ。


「先払い」する人は、そんな曖昧な言葉で人を押さえ込もうとはしない。

先払いしてるのだから、具体的に要求しているのだ。


すると、先取りの人はこう答えるだろう。


「ホントの友達だと思ってたのに。」