水曜日は、サルサレッスンに行き、六本木美女店を経由して、西麻布男前店に行くのを日課にしている。


西麻布男前店。


行くと常連のおっさんT氏(といっても年下なのだけど)がポツリと飲んでいた。

カウンターで10数席あるのだが、彼が入り口近くに座り、僕は店の中央に座った。

空いているので十分話はできる。


すると、やはり常連のキャバクラ好きのTK氏が現れた。

座る場所を迷っていたが、

「この並びなんだから、そっちのハジだろう。」

と意味不明な口撃をうけ、素直な彼は、店の奥側のカウンター席に座った。


ひとしきりTK氏をいじっていると、

これまた常連のF氏が現れた。


これが、すらっとした色白のいい匂いのしそうな美女を連れて登場。

細いのだけど、ぎすぎすしてなくて、柔らかそうな長い足を惜しげもなくさらしている。

それも、生!生ですぞ生。

無駄毛の手入れも完璧っぽい。

最近のF氏の連れは凄い。羨しいっす。


そして、足、まぶしいっす。

女子大生なんだと!!

(そのわりには、こなれてるぞ。)


店に入ってくるとF氏は、この並びはなんだと困惑。

店には、カウンター奥にソファー席があり。

女性連れの客が、他の客にいじられたくないとき利用する席がある。


カウンターに座りたいらしいので、TK氏が少し中央に移動。

F氏が一番奥に座り、隣に女子、TK氏、僕、T氏の順に座る。

まあ、カウンターに座ったということは、女子を多少いじっても良いということだ。


横目で女子を見ると、ななななんと、カウンターチェアに座って足が床に付いているではないか。

おっさん達の足は、皆、可愛く宙に浮いてるのに。

男は見た目じゃないよと心に言い聞かせる。


キャバ好きのTK氏をみるとなにやら挙動不審。

隣の美女が気になってしょうが無いご様子。

美女が視界に入らないように背を向け、こちらに話しかけてくる。


ははは、君だけじゃないよ気になってるのは。

僕は君の肩越しに彼女の足見れるんだよ。

君の席が一番不利なんだよ。

くくくっ。


あまり邪魔しないようにしてるのだが、おっちゃんたちの意識は完全に女子に向いている。

女子からフェリス女子大って言葉が発せられたとき、

TK氏が僕に向かって

「フェリスだって」

すかさず、僕がT氏に向かって

「フェリスだって」


なんの伝言ゲームだよ。


TK氏が、緊張に耐えられないので帰るというと

「貸しビデオ屋にエロビデオ借りに行くんじゃないだろうな!?」

と突っ込まれる。あっ僕が言ったんだっけ。


大人の男の礼儀として、他のお客様の連れの女性への直接攻撃はいけません。

こういった場合、全ての権利はF氏に帰属しています。

なので、おっちゃん達のできる攻撃は、これが精一杯。


「お友達紹介してね。」


くだらなかったけど、なんだか、面白かったなあ。サロンぽくて。