いかにして私はロードバイクを購入するに至ったのか?

なんでいきなりCerveloなんて買っちゃってるのか?

 

それは、「どうして私は自転車にどハマリしたのか?」というところから始まります。

(以降長文です。ここではまだロードバイクの話は出てきません。)


昨年夏、私は還暦を迎えました。

 

軽くプロフィールを説明しますと、

文系のマイナーな専攻をどうにか卒業し、中途でソフトウェアのエンジニア職に就きました。以来、数度の転職を経てこの歳となりましたが、なんとか現役でやってます。凝り性で、オタク気質なところがあります。

 

まぁせっかく還暦迎えたので、何か記念になるものでもう買おうかなとおもい、色々検討しました。「自分へのご褒美」というやつですね。で、色々考えて小径の自転車が候補に上がってきました。「還暦祝いなのでいいやつ買っちゃえ」ということで、機種選定が始まりました。

 

以前から小径車にはちょっと関心があって、会社近くのショップでBromptonとBirdy(当時BD-1)は試乗したことありました。なので、BromptonとBirdyから見ていったのですが、そこであることに気づきました。

 

自転車がありえないくらい高くなっている。

 

おぼろげな記憶ですが、当時のBD-1が13万くらい、Bromptonが16万くらいスタートだった気がします。それが、今では birdy classic  が20万くらい、Brompton が26万くらいスタートです。

 

びっくりしました。

 

この時点で Brompton はちょっと厳しいかなと思いつつ、YouTubeの情報を中心にネットの情報をあさり、いくつかショップに出向き実物を見たり試乗したりもしました。DAHON・Tern・Birdyの主だった機種には乗れました。人気の DAHON K3  にも試乗したりしましたが、ちょっと乗り心地を犠牲にするかなと言う感想がありました。個人的には、14インチならシングルスピードの Dove Plus が潔い感想を持ちました。

 

その時点で、候補の筆頭は birdy classic 。他には、Tern Verge P10 のグイグイ進む感じと油圧ディスクブレーキは魅力的でした。ただ、振動の伝わり方や乗り味の硬い感じがちょっとマイナスなイメージでした。birdy classic は見た目も好きで折りたたみ性能もいい方、振動吸収も前後輪のサスペンションが効いてるようでした。

 

その後、8月初旬には横浜で小径車の試乗イベントがあり、これまで乗れていなかったメーカー車の試乗をすることもできました。

 

そこで、KHS  に出会いました。

 

それまでも良い評判は聞いていたものの、ハンドルを引っこ抜く折りたたみ方法が気になって、正直候補に入れてませんでした。折りたたみ寸法もちょっと大きかったので。いざ乗ってみると、漕いだときの感触が心地よく、ハンドリングが安定していました。試乗コースを終えて返却する際には、「これ、メッチャイイっす」を連発していました。

 

このイベントを経て、最終的な候補は絞られました。

  • birdy classic

     

  • KHS F20-RC

折りたたみ性能・見た目はbirdy。乗った感触はKHS。birdyも悪くないがタイヤ18インチ(KHSはETRTO451の20インチ)だし、もう少し重いギヤが欲しい、(と思ってたら、チェーンリング純正の重いギヤにカスタムして売っているショップを発見して悩んでしまいました)。値段はざっくり同じくらいです。

 

で、9月に入りそろそろ決めようと思い、両方置いてあるショップに出かけました。

両方(KHS は F20-R)を試乗し、KHS F20-RC に決めました。

 

最終的な決め手はハンドリングの違いでした。

birdyの方はハンドルがクイックで少しふらつきやすいかなと感じました。コンパクトな折りたたみを実現させるための設計・機構が優先されているためだと思います。結局乗り心地で決めた感じです。

 

で、KHSについて

  • 良いところ
  1. 乗ってて快適、走りが良い
  2. フレームはReynolds500のクロモリパイプ使用
  3. 塗装がきれい
  4. コンポはSHIMANO Tiagra 使用。
  5. クランクもSHIMANO Tiagra 52/36T、リアカセットは11-25T
  6. リム・ハブ・ハンドルが自社ブランド(タイヤも自社だけど、そこはシュワルベでもヨシ)
  7. フォークがカーボン(ミニベロでは少ない)
  8. 後輪のソフトテール機構で振動を吸収
  • ビミョーなところ
  1. 折りたたみ寸法が大きくて結構かさばる
  2. ハンドルは引っこ抜いてフレームに取り付け
  3. そのためのアダプター、前輪・後輪を固定するマグネットがオプション
    (ショップがサービスしてくれるケースもある)
  4. シフターがブルホーンハンドルの先端についている
  5. 純正輪行バッグがデカくて、たたんでもかさばる(DAHON製を使用)
  6. 標準でついているペダルが、折りたたみ・着脱不可(三ヶ島製に換装)
と、長々つらつらと述べてきたのですが、こんな感じで折りたたみ小径車買ったわけです。
 
機種を選ぶ過程で、大量のウェブサイトをあさり、YouTube動画を見まくり、わからない用語は調べ、少しづつ知識を積み重ね、実際に乗って感触を確かめ、ショップに足を運び、イベントに参加しました。

まぁ、そうして自転車にハマっていったということです。