思っていたことがあります。
大分前のサンデー毎日に載っていた記事なんです。
ブックデサイナー
名久井直子
という方の言葉が紹介されていました。
そこにはこう書いてありました。
「作家が生みの親なら、
私は育ての親」
書く才能を育てるだけでは
夢は叶わず、
広く知って貰うために
美しく装丁する事が、
何故育ての親か考えると
やはり、本の内容には手を触れない代わりに
その本に興味を持ってもらうために、
本の内容をカタチや色で伝える、
まるで、人間の肉体を思わせてくれます。
人はいつか、自分を育てることを
親から自分自身へと引き継ぎますが、
女性が、お化粧をするのは、
自分を育てていると言えそうです。
私のイメージでは、
やはりゴッホの事でした。
自分自身がまさに自分の絵の生みの親っていう自負があり、
必要だったのは、
育ての親だったのではないか?
という気持ちになりました。
120年の時を越え、
のちに生まれたゴッホを慕う人々によって、
または、
死してなお時間という育ての親によって、
いろんな方と出会う奇跡に、
絵に込められた画家独自の魅力の
永遠性が更に絵の魅力を増している気がします。