Aさんの沖縄行きの日は、
なんと、Aさんの在留期限まで
2週間を目前にした日でした。
ここで問題点を整理すると、
・Aさんが日本語を喋れないこと
・日本語を喋れる同行者がいないこと
・Aさんのスマホが使えなくなったこと
・目的地の市役所は那覇空港から20km以上も
離れていること
Aさんのスマホについては、
色々と事情があって、
これは後の回で述べたいと思います。
とにかく、Wi-Fiが繋がっている状況でのみ
インターネット利用が可能で、
普通の通話は不可でした。
つまり、フリーWi-Fiのない場所では
翻訳アプリも使えないのでした
そこで、まず、
これらの問題点を解決するために、
・市役所の担当者に手紙を書きました。
彼が何をしにきたのか
彼が持参している書類
ここに至る経緯
それらを詳しく書いた手紙を
Aさんに持って行ってもらいました。
・空港から市役所までの道のりを調べました。
2回乗り継がなければならないバスの
停留所の写真や時刻表を
プリントアウトして渡しました。
バスを乗り継ぐより、
タクシーが安全確実だとも伝えました。
タクシーなら片道7〜8千円だとも…。
でも、お金がもったいないので、
Aさんはバスで行くとのことでした。
とりあえず私が思いつく限りの事前準備を終え、
明日が沖縄行きという日になりました。
夜、突然Aさんからメッセージが…
A「空港まではどうやって行けばいいですか?」
私「何時何分の飛行機ですか?」
Aさんは予約した便のスクショを
送ってくれました。
正気かよ
なんと朝一番の便でした
Aさんの最寄駅から空港まで
始発の電車で出発して、
途中で特急に乗り換えて、
それでも空港の駅に到着するのは
離陸時刻の15分前でした。
しかも、LCC✈️
搭乗口が遠いですやん〜
しかも、予約したのは、
予約の変更や取り消しができない格安チケット🎫
しかも、夜のうちに出発するにも遅い時刻で…。
空港まで辿り着ける電車は
すでに発車した後でした…
トホホ
普通は、電車の時刻を調べてから
飛行機の予約をするでしょ?!
普通は、空港までの行き方を
もっと事前に尋ねるでしょ?!
(↑ここに書いている「普通」というのは、
私の中の常識です。)
仕方ない、
このまま行くしかないのです
私は、特急に乗り換える駅の見取り図を
プリントアウトして、
夜道を車でAさんの家へ…。
この乗り換えにかかる時間もギリギリで、
しかも在来線のホームから
特急のホームまでが遠いという
本当にギリギリ…。
ちなみに、Aさんは英語も喋れません。
つまり、
誰かに道を尋ねるという行為そのものが
不可能に近い状況なのでした。
沖縄行きの日、私は朝からソワソワ。
Aさんが飛行機に乗っているだろう時刻に
メッセージをひとつ送りました。
送信完了マークを確認。
そして、
Aさんが那覇空港に着いているだろう時刻に
再度メッセージアプリを見ると、
受信完了マークを確認できました
そうこうしていると、
Aさんからメッセージが届きました。
「沖縄、楽しいね!
見たことないものが沢山売ってる」
Aさんの旅路を邪魔したくなかったので、
いいねマークだけ、リプライしました

そして、昼が過ぎて、夕方に差し掛かった頃、
Aさんからメッセージが届きました。
「市役所に着いたよ!」
なんで今なの
Aさんは空港で
ポケットWi-Fiをレンタルしたそうです。
空港内のお店も楽しくて
見て回ったのだそうです。
で、夕方の閉庁時刻直前に
市役所に到着したらしいです
なんて迷惑な…
そして、夜。
また、Aさんからメッセージが届きました。
「空港に戻ってきました。
今から帰ります。」
え、、、

慌てて飛行機の時刻を調べました。
1便、LCCの便がありました。
しかも、もうすぐ離陸するー!!
着陸時刻を調べ、
帰りの電車の時刻を見ると、
なんと着陸して15分後に
最終電車が発車することが分かりました。
とりあえずそのことを伝えるメッセージを
Aさんに送りましたが、
受信完了マークが出ませんでした。
つまり、Aさんは飛行機の中で、
メッセージを確認できていないということ。
受信完了マークが出て、既読になったのは、
最終電車が発車した後でした。
どうしたら良いか問うメッセージが届きました。
電車以外の帰宅方法を調べて欲しいようでした。
そんなの、とっくに調査済みで、
Aさんが帰る方法は何もありません。
私「とりあえず空港で始発の電車を待って!」
A「帰りたい!タクシー?」
私「タクシーなら3万円以上かかりますよ?」
A「それは無理…」
私「空港は安全です。朝を待って!」
A「こんな時に冗談を言わないで下さい」
冗談を言ったつもりはないんだけど
とにかく早く帰りたいというAさんに
始発の時刻を伝えました。
そして、翌朝、Aさんから、
電車は昨日乗ったので電車以外の方法で帰りたい
旨のメッセージが届き、
高速バスの乗り場と時刻を伝えました。
でも、朝の時間帯は道路が混むので、
早く帰りたいなら
電車に乗ることを勧めておきました。
さて、Aさんはどうしたと思いますか??
結局、高速バスに乗り、
渋滞にはまって身動き取れなかったという、
若干苛立ち混じりのメッセージが
届きました
ここで気付くべきでした。
Aさんはgoing my wayの人…
他人のアドバイスは聞かない人…
計画的に行動しない人…
自分の気持ちを第一優先する人…
ううん、気付いていました。
でも、Aさんが自分の責任で行動することに
口を挟むべきではないと考え、
また、外国人であるAさんの性格や考えを
尊重すべきだと考え、
いろんな違和感に蓋をしてしまっていたのです。
この日の夜、Aさんから
会えないかとメッセージが届きました。
お土産を買ってきてくれたらしいのです。
でも、翌日、日本語教室で会うので、
その時にしてもらいました。
そして、いただいたお土産ですが、
パイナップル🍍🍍🍍
那覇空港に着いた時に購入したそうです。
私が以前パイナップルが好きだと言っていたのを思い出して…
で、早く渡したくて、
その日のうちに帰ってきたのだそうです…
でも、丸1日、
沖縄でAさんと行動を共にしたパイナップル🍍
さらに1日、
Aさんの家に放置されたパイナップル🍍
そして、
その翌日の夜に手渡されたパイナップル🍍
とってもとっても甘い匂いが漂っていました。
切ったら、案の定、
腐っていました
結果的に、
巨大な生ゴミを受け取ったのでした
いらねぇー
でも、私を喜ばせようとしてくれたAさんに、
そんなことは口が裂けても言えませんでした。
ありがとう、美味しかった!
そう伝えたのでした