こんにちは。
前回のブログでは45GS復刻モデル(SLGW005)の高額ぶりや最近のGSの文字盤商法に苦言を呈してしまい、『どの口でおっしゃてるの?』とツッコまれてしまいそうですが、本日、以前から予約していた腕時計を引き取って来ました。
GS9 Club 限定モデル『SBGW319』です。
そもそも「GS9 Club」とは、グランドセイコーのオーナー組織として2015年に発足したものです。
今年9周年を迎える記念モデルとして、GS9 Club会員による最終投票でグリーン文字盤のSBGW319が誕生しました。
その経緯については、過去ブログ記事「GS9 Clubオリジナルモデル 制作プロジェクト」にしましたので、ご興味のある方は覗いてみてください。
このSBGW319は、私自身も愛用している44GS現代デザイン版のSBGW291やSBGW297をベースのしたものですが、
GS9 Club会員しか手にできない特別な1本となります。
予約したのは前年のクリスマス12月25日でしたが、
GS9 Club内の特設サイトで早いもの勝ちで18時から予約開始となりました。
私は予約できなくても別にいいやと言う感覚でトライしましたが、運良く?18時02分にオーダーが通りました。
▲ 上記画像はGS9 Club公式サイトより引用
【仕様】
Ref:SBGW319
Cal:9S64-00X0(手巻き)
ケース径(横):36.5mm
ケース径(厚):11.6mm
ケース径(縦)ラグtoラグ:42.7mm
ラグ幅(かん幅):18mm
風貌:ボックス型サファイア
裏蓋:スクリューバック
文字盤:グリーン(市松螺旋模様)
静的精度:日差+5秒~-3秒
携帯精度:日差+10秒~-1秒
パワーリザーブ:約72時間
振動数:28,800振動/時間(8振動/秒)
防水:10気圧
重量:132g
定価:814,000円(税込)
※ 日本国内数量限定:150本
この150本限定という部分について、
募集当初は『数量限定150本』となっていたものの、
途中から『日本国内数量限定150本』という保険をかけるような表現
に変わっていたのにはセイコーの商魂を強く感じました。
海外向けに増産する気満々やん?って思いました(-_-;)
私の購入した個体の裏蓋には『1 OF 150』と限定を強調する刻印がされています。
これはおそらくNO.1/150というシリアルではなく、すべての個体に『1 OF 150』の刻印があるものと推測します。
文字盤は特徴的な市松螺旋模様のグリーンです。
▲ 上記GS9 Club公式サイトより引用
GS9 Club公式の説明によると、
『グランドセイコーロゴの「G」と「S」、そして第二精工舎(1937年、亀戸に設立された服部時計店の腕時計製造会社。グランドセイコーの機械式ムーブメントの源流の1つ)の「S」マークという組み合わせは、キャリバー9Sの伝統を体現するもの。
一方、放射状に外に向かって広がっていく様子には、「進化」を追求し続けるというグランドセイコーの革新性が表されている』
とのことです。
9時位置だけが『9』のアラビア数字は、実は私はとても気に入っています。
予約前は、若干の違和感があり、せめて『3と9』とかエクワンのように『369』とすればいいのにとか、すべてバーインデックスにすればいいのにと思っていましたが、
現在ローテーションで使用している44GS現代デザイン版のSBGW291やSBGW297で通常版は見慣れているので、逆に9時位置だけが『9』のアラビア数字は斬新に感じています。
「GS9 Club」「9周年」という特別モデルとの意図があるようですが、既視感の無い新鮮な感じがします。
散々セイコーの限定戦略や文字盤商法に厳しい意見を述べていた私ですが、『いいお客さん』になってしまっています^^;
(セイコーはんやるやんけ)
このモデルはサイズ感抜群で防水性能も10気圧あり実用的ではありますが、私としてはコレクションとしてしばらくの間は観賞用としたいと思っています。
普段使用は、サイズ感、着用感が抜群のSBGW291やSBGW297としたいと思います。
今後しばらくの間は、お腹いっぱいなのでグランドセイコーを購入することはないと思いますが、もし「GS9 Club」会員による投票で最下位となって選外となった『ピンク文字盤』が商品化されたら金額にもよりますが、欲しいなと思います。