本を読むということ
「絵本」
子どもにとって絵本の大切さはご存じの通り。
子どもの読書スタイルを見ていると、ずいぶん様々ですね。
幼児になると一斉での読み聞かせ以外、なかなか一緒に手に取ることは難しいかもしれません。でもよく観察してみてください。
じっくり文字を追っている子、パラパラとめくっては次々と作品を換える子、何度も繰り返し見ている子、興味もペースもそれぞれです。
大人は画面にある文字を見つけ、まずそれを読みます。
そしてページが終われば、その作品を読んだ「つもり」になります。しかし子どもは文字よりも先に「絵」を見ますよね。
登場人物の表情、しぐさばかりでなく、画面の隅の方に登場する小さな虫を発見するのは必ず子ども、という経験はありませんか?
まず絵を見て、物語を聞いて、その絵と物語を結びつけて想像します。
そしてページをめくれば、前のページとのつながりや物語の展開などを探り、再び絵と言葉とを結びつけるのです。
頭の中がフル回転…それが「想像力」なんですね。
子どもに読んであげる時、そういった子どものペースを思い出してください。
こぶたのブルトン~あきはうんどうかい
こぶたのブルトン、イタチのアンドレ、ダルマのタカサキさんが、いろんな競技に出場します。さて紅組白組、どっちが勝つかな?
作者:中川ひろたか(アリス館)
もりのなか
紙のぼうしをかぶり、おもちゃのラッパをもった「僕」は森で動物たちと一緒にあそびます。
作者:マリー・ホール・エッツ(福音館書店)
かさ
雨の中、女の子が赤いかさをさしてお父さんを迎えに行くまでに、ドラマチックで楽しいできごとに出会います。墨一色の中に赤いかさを配した文字なし絵本です。
作者:太田大八(文研出版)
では、どうやって読んであげればよいか?
それは、表紙から裏表紙まで、ゆっくりと読んであげればいいのです。
余計なコメントはなし!
特に終わってからの「どうだった?」はできるだけ控えましょう。
大人は黙って、子どもが余韻に浸る時間を大切にします。



