もう完全に秋で朝晩は寒いくらいになった
今の室温はこれである

 



20度ってこんなに寒かったっけという感じで、
体感的には冬である

俺は真冬でもシャワーのみだが、
裸で浴室に入るのもきつくなってきた

こうなったら乾燥で浴室を暖めるしかないんだが、
例年は11月である

10月に浴室で寒さを感じた記憶はないし、
乾燥を回したこともなかったと思う

俺は真夏でもシャワーは3日に1回で、
さっき浴びたから今月残り30日の1回である
意地でも乾燥なしで入って、
10月は乾燥なし記録を継続しようと思う

さて今夏は窓を開け放したことによるGなどの、
重大な侵入者はなかったと結論付けていいようである

蚊も2回ぐらい確認したが酷く刺されることもなく、
無事に乗り切った感じだ
やはり暑いと蚊の活動も鈍るようだ

何度も書いてるが、この部屋は出窓だけで網戸がなく、
暑さを凌ぐには無防備に開け放すしかないんだが、
それでこれならある意味奇跡だろう

もちろん既に入ってて気付いてない可能性もあるが、
これで一区切りで一安心でいいだろう・・・

そう思っていたら思いがけない侵入者が現れた
ヤモリである

何度も書いてるがこのマンションには、
ヤモリが住み着いていて度々その姿を見ている

帰宅して階段を上がる途中で、
白っぽい物体が目の前を高速移動するのである
おそらく他の住人も見てるはずである

最初は何だろうと思ったがヤモリだったわけだ
野生のヤモリなど普通は見る機会はないだろうから、
結構貴重な姿を見れてるわけだ

そしてその日だが帰宅して玄関を開けると、
足元で何かが動いたような気がした

だが気に留めることもなく部屋に入ると、
足元に薄茶色の物体があった
何だろう思ってると高速でベッドの下に入った

普通ならここでもヤモリとは思わないだろうが、
俺は普段から見てるんですぐにヤモリだと認識した

しかし状況を考えると呑気にもしてられない
部屋はほぼゴミ屋敷化してるんで、
捕獲するのは不可能である

ただGと違って精神的には嫌いじゃないんで、
ギリ放置でも何とか大丈夫である

かといって同居するわけにもいかないだろう
生きてる限りは出すものもあるし、
見えないところで死なれるのも困るわけである

かといって捕獲するのは困難である
とりあえず自分で出て行ってくれることを祈って、
出窓を少し開けて寝た

そして翌日だが当然ヤモリが気になってる状態だ
さすがに寝てる間に窓から出たという奇跡は、
ないだろうってことで、あちこち叩いて、
出てくるのを待ってみた
しかし出てくる気配はなかった

壁に張り付いてくれればワンチャンいけそうだが、
そんなうまい話はないだろう

これはしばらく同居かと思いつつ、
出勤のために玄関に向かった

するとドアの下の隅に白っぽい塊があった
よく見るとヤモリだった

いくら素早くてもここならいけるってことで、
素手で捕獲を試みた

何度か逃がしたがドアに張り付いてくれたんで、
何とか捕獲できた

それがこれである
大きさはやや小さめな感じである

 

 



絶望的な状況からたった1日で、
捕獲できたのは奇跡というしかない

入ってきた場所を覚えていて、
そこから出ようとしていたのか、
ドアの僅かな隙間から入ってくる風を感じて、
ここから出れると思って、
必死に隙間に入ろうとしていたのだろうか

捕まえる際にドア側ではなく、
部屋側に来られてたら厳しかったと思う

だが意識が外にあるのだろうか
ドア側に逃げてくれたんで無事に捕獲できた

とにかく普段の高速移動を見てると、
素手での捕獲は本当に奇跡である
しかも侵入からたった1日での解決である

その後は外に出て逃がしたが、
手を離したら凄いスピードで消えていった

実はヤモリの侵入はこれが2度目で、
昔小さな生まれたてぐらいの子供が入ってきた
天井に張り付いてたんだが捕獲して逃がした

色は黒で何かが動いてると思ったらヤモリだった
それがこのマンションで、
初めてヤモリを見た瞬間だった

まさかあれはその時の子供だったのだろうか
だとしたらそれもとんでもない奇跡だが、

さすがにそれは出来過ぎだろう


俺的にはヤモリを見れる機会など、
そうそうないわけだから、
今後もこのマンションに留まって、
元気な姿を見せてほしいもんである