ここで度々隣の生活保護の男のことに触れてきた
そして聞こえてくる声がおかしいとも書いた
どう考えてもおばあちゃんの声なのである
俺は男を何度も見てるが、あの声は違和感があった
ガッツリと声を聞いたことはないが、
あの声はあまりにも弱弱しくどう考えてもおかしいと感じていた

そして先日その謎がようやく解けた
昼頃階段から騒がしい声が聞こえてきて、
何人かが上がってきた
俺は何だろうと思いドアの覗き穴を覗いた
何かあると結構覗いている

するとその集団から、その声が聞こえてきた
そして目の前を本物のおばあちゃんが通り過ぎた
ヘルパーの人たちに付き添われてゆっくりと歩いていた
どうやら階段を上がるのも一苦労のようだ

ここはエレベーターがないんで3階でも結構きついと思われる
そしてバタバタした感じで中に入って行った
これで謎が解けた
男が1人で住んでると思い込んでいたが母親と住んでいたのだ
母親というのはあくまで想像だが多分母親だろう

いつから同居し始めたのかは不明だが全く気付かなかった
隣からおばあちゃんのうめき声のような声が度々聞こえてきたが、
この人の声だったわけだ
しかし常にいるというわけでもなさそうだ
もしかすると施設とここを行き来してるのかもしれない
何度も書いてるが男のほうは、さほど体が悪いとは思えない
それで生活保護なんておかしいだろと感じていた

もしかして母親の介護が必要だから男も働いていないのだろうか
まあ男も杖を持って歩いてるぐらいだから万全ではないのだろう
ただ常時杖を持ち歩いてるわけでもない
杖なしで悠然と歩いてる姿を何度も見た
どうもいまだによく分からん状況である

まさか杖も体を悪く見せるために買ったということもないと思うが・・・
それにしても頻繁にヘルパーやらケースワーカーが訪れている
一時期生活保護費の不正受給を疑ったがこれなら仕方ないのか
しかし働こうと思えば働ける状態にあることは間違いないはずだ

俺が日々ストレスを抱えながら働いてるのに、
あいつは・・・と感じることは度々ある
まあこれは負け組ゆえの嫉妬だろう
生活保護に嫉妬するような人生を歩んできた自分が悪いのである

じゃあお前の親が介護が必要になったらどうするんだと問われたら、
同じように行政に助けを求めるかもしれないから文句は言えない
ここまで、ありがたいことに親は2人とも介護は必要ない状況だ
大きな病気になったこともない
これは本当にありがたい限りである
だからこそ俺も気軽な底辺家業をやっていらるわけだ

さて恐れてたことが起きた
先日マンションの前に新しい自転車が置かれていた
どうやら少し前に越してきた奴が買ったものと思われる
これでマンション前に3台の自転車が置かれることになる

スペース的には2台が限界である
これで新たな場所取り合戦がスタートするかもしれない
2台目の奴は先にいた俺に気を使って、
俺が置いてる場所を避けて置きづらい場所に置いてる
しかし3台目となるともう気を遣うスペースがないのである
誰か1人がとてつもなく置きづらい場所になる

そろそろかなと思ってたがついに来たかという感じだ
以前バイクが2台置かれた厳しい時代があったが、
その住人はすぐに引っ越して助かった

駅から近いとはいえ自転車はあったほうが便利である
だから買うのは当然と言えば当然だ
とはいえ今後が不安である
一体どうなることやら・・・である