世の中には恐ろしい奴がいるものである
先日スーパーのトイレで用を足していた時のことである
そのスーパーのトイレは恐ろしいほど狭い
そして大小1つずつの便器である
これは別に小さいスパーでは普通である
俺は普段は小の時でも個室に入ることにしてるんだが、
最近は小の時は立ってすることが結構ある
そしてその日もどうせすぐ終わるからと小のほうで立ってすることにした
この場合1番怖いのは誰かが来ることである
小は1つしかないんで外で待つか個室に入ることになる
普通の男はまず小のために個室には入らないだろう
だから外で待つことになるだろう
しかし万が一アホがいて中で待つ奴がいるかもしれない
この狭い空間で待たれたら用を足すどころではない
だから誰も来ないでくれと願いつつズボンを下ろした
平日の午後でありさほど混んでないんで大丈夫だろうとの思いもあった
そしてまさに出し始めた瞬間ドアが開いた
自分の運の悪さを笑いつつ普通に続けてると俺の後ろに来た
俺が終わるのを待ってられないから個室に入るんだなと思ってると、
俺の真後ろでピタッと止まった
何だ?と思いつつ振り返ると何と俺の真後ろで待ってるではないか
待ってると言っても普通の状況ではない
体が密着するぐらいの距離で待ってるのである
狭いんで後ろは1人がやっと立てるスペースしかない
そこに普通に立ってるのである
俺は一瞬何が起こってるのか状況を呑み込めず動きが止まった
こんな奴がいるだろうか
俺が用を足してる真後ろで体がくっつくぐらいの距離で待ってるのである
俺は普段むかつくことがあっても何かを言うということはない
極力争いごとは避けたい主義である
今の時代たった一言で命を失うこともある
しかしこれはさすがに黙っていられなかった
本当はキレたかったが、もちろんそんな度胸はない
そんなあり得ないことを平然とする奴である
下手にキレたら何をされるか分からない
ましてこっちは用を足してる最中であり背中を向けてる状況である
しかしさすがの俺も口を開かざるを得なかった
「ちょっと後ろは勘弁してくれない?」
静かな口調でお願いした
見ると30代半ばぐらいの感じだった
そいつは目をそらして黙っている
俺がもう1回言うと勘弁?と言ってモゴモゴしてる
ここでピンと来た
ほぼ中国人である
イントネーションが日本人ではない
そもそも普通の日本人が用を足してる真後ろになど立たないだろう
個室に入るか一旦外に出るのが普通の日本人の感覚である
そいつが中国人だと察した瞬間まあいいかという気持ちになった
もちろん中国人=怖いというイメージがあったからということもある
しかし真後ろはちょっとということで、もう1回だけ諭すように言うと、
やっと理解できたのか個室に入ろうとした
しかし丁度そこで終わったんで手でどうぞと合図した
するとそいつは軽く会釈して用を足し始めた
俺は手を洗っていたが、すでに怒りは消えていた
最初はビックリしたが中国人なら仕方ないかという感じである
そしてトイレを出て買い物を始めた
この場合きついのがそいつと再び店内で会うということだ
すぐに帰ってくれとの期待もむなしく買い物を始めていた
それほど広くない店内である
若干の気まずさは残って当然である
するとそいつは女性と一緒に来ていた
どうも母親のようである
それで少し安心して買い物を続けられた
そしてスーパーを後にした
しかし最初は本当に驚いた
繰り返すが用を足してる俺の真後ろで体が触れるほどの距離で待ってるのである
これは誰でも驚くのではなかろうか
しかしまあ何事もなくてよかった
もし本当に危ない奴だったら一言言っただけで後ろから刺されていたかもしれない
あの状況でも黙って用を足すのが正解だったのかもしれない
しかし本当に世の中にはいろんな奴がいるものである
先日スーパーのトイレで用を足していた時のことである
そのスーパーのトイレは恐ろしいほど狭い
そして大小1つずつの便器である
これは別に小さいスパーでは普通である
俺は普段は小の時でも個室に入ることにしてるんだが、
最近は小の時は立ってすることが結構ある
そしてその日もどうせすぐ終わるからと小のほうで立ってすることにした
この場合1番怖いのは誰かが来ることである
小は1つしかないんで外で待つか個室に入ることになる
普通の男はまず小のために個室には入らないだろう
だから外で待つことになるだろう
しかし万が一アホがいて中で待つ奴がいるかもしれない
この狭い空間で待たれたら用を足すどころではない
だから誰も来ないでくれと願いつつズボンを下ろした
平日の午後でありさほど混んでないんで大丈夫だろうとの思いもあった
そしてまさに出し始めた瞬間ドアが開いた
自分の運の悪さを笑いつつ普通に続けてると俺の後ろに来た
俺が終わるのを待ってられないから個室に入るんだなと思ってると、
俺の真後ろでピタッと止まった
何だ?と思いつつ振り返ると何と俺の真後ろで待ってるではないか
待ってると言っても普通の状況ではない
体が密着するぐらいの距離で待ってるのである
狭いんで後ろは1人がやっと立てるスペースしかない
そこに普通に立ってるのである
俺は一瞬何が起こってるのか状況を呑み込めず動きが止まった
こんな奴がいるだろうか
俺が用を足してる真後ろで体がくっつくぐらいの距離で待ってるのである
俺は普段むかつくことがあっても何かを言うということはない
極力争いごとは避けたい主義である
今の時代たった一言で命を失うこともある
しかしこれはさすがに黙っていられなかった
本当はキレたかったが、もちろんそんな度胸はない
そんなあり得ないことを平然とする奴である
下手にキレたら何をされるか分からない
ましてこっちは用を足してる最中であり背中を向けてる状況である
しかしさすがの俺も口を開かざるを得なかった
「ちょっと後ろは勘弁してくれない?」
静かな口調でお願いした
見ると30代半ばぐらいの感じだった
そいつは目をそらして黙っている
俺がもう1回言うと勘弁?と言ってモゴモゴしてる
ここでピンと来た
ほぼ中国人である
イントネーションが日本人ではない
そもそも普通の日本人が用を足してる真後ろになど立たないだろう
個室に入るか一旦外に出るのが普通の日本人の感覚である
そいつが中国人だと察した瞬間まあいいかという気持ちになった
もちろん中国人=怖いというイメージがあったからということもある
しかし真後ろはちょっとということで、もう1回だけ諭すように言うと、
やっと理解できたのか個室に入ろうとした
しかし丁度そこで終わったんで手でどうぞと合図した
するとそいつは軽く会釈して用を足し始めた
俺は手を洗っていたが、すでに怒りは消えていた
最初はビックリしたが中国人なら仕方ないかという感じである
そしてトイレを出て買い物を始めた
この場合きついのがそいつと再び店内で会うということだ
すぐに帰ってくれとの期待もむなしく買い物を始めていた
それほど広くない店内である
若干の気まずさは残って当然である
するとそいつは女性と一緒に来ていた
どうも母親のようである
それで少し安心して買い物を続けられた
そしてスーパーを後にした
しかし最初は本当に驚いた
繰り返すが用を足してる俺の真後ろで体が触れるほどの距離で待ってるのである
これは誰でも驚くのではなかろうか
しかしまあ何事もなくてよかった
もし本当に危ない奴だったら一言言っただけで後ろから刺されていたかもしれない
あの状況でも黙って用を足すのが正解だったのかもしれない
しかし本当に世の中にはいろんな奴がいるものである