よくクモは益虫と呼ばれ害虫を食べてくれるから、
ありがたい存在だと言われている
だが部屋に常駐されると困る
まして大きいクモならなおさらだろう
俺にとってはクモ自体が害虫という位置づけである
だが先日益虫である決定的瞬間を目撃した
再三触れてるが俺の部屋には小さなハエ?が発生する
それに悩まされてきたわけだが、
ハエ取り紙という新兵器が登場したのは先日書いたとおりである
その後も順調で大量のハエが貼り付いている
そしてその瞬間はハエを見てるときに訪れた
1匹のハエがハエ取り紙の近くを飛んでたので、
掛からないかなと思いながらぼんやり眺めていた
そしてそのハエが出窓の床板に下りて動き回っていたときだ
突然何かが纏わりついて動きが止まった
俺は最初ホコリに絡まったのかと思った
しかしよく見ると何かが動いている
その正体は小さいクモだった
床板に下りたハエに小さいクモが襲い掛かったのである
両方とも小さいので細かい動きは分からないが、
糸を巻きつけて動きを止めハエを食べている?ように見えた
とにかく両者の動きがしばらく止まった
俺は一応決定的瞬間ということで撮影したが、
寄るのに限界があり、これが精一杯だった

これだけではさっぱり分からないだろうが、
黒いほうがハエで茶色いほうがクモである
しかしよくあんな高速で動くハエを捕まえられたものだ
巣に掛かったなら分かるが動いてる最中に取り押さえたのである
恐らく取り逃がしてるケースもかなりあるものと思われる
よくハエが窓際に来るからじっと待っているのだろうか
だがそれを見ていた俺も複雑だった
本当に益虫だったんだという感動があったものの、
クモもいてもらっては困るのである
すごく小さいとはいえ俺にとってはクモも害虫なわけだ
だが必死に獲物を捕らえた瞬間を見たらやり過ごすしかなかった
当然だがクモも必死で生きてるわけだ
まして舞台が何もない俺の部屋というのが同情を誘う
こんな部屋ですら日々命の攻防が行われてるのは何とも不思議な感覚である
とりあえず今後はクモを見かけても余程大きくない限り見過ごすつもりである
さてNHK受信料の契約の訪問も来なくなったが、
今度はポストに電気設備の点検なる告知のチラシが入っていた
どうも部屋に入ってブレーカーなどを調べるらしい
4年に1度実施してるらしい
本当に次から次へと来るものである
この際1番困るのが片付けである
俺の部屋はすでに飽和状態であり整理整頓は不可能である
しかし見た目が酷すぎるので少しは片付けようと思った
そして万が一浴室も見られると思い、まず浴室を掃除することにした
とにかく浴室の汚れは酷い
黒カビやら普通の汚れやらでとても誰かに見せられる状態ではない
しかしやらなければいけないと思い久しぶりに本格的に掃除を始めた
いつかはやらなければいけないと思いつつ放置していた
だがこれをきっかけにしてついに掃除スタートである
汚れが酷いながらも本気でやれば大丈夫だろうと思っていたが甘かった
洗剤を使っても落ちない箇所が相当ある
やはり放置しすぎたようである
削れば取れるかもしれないが、賃貸でそんなことはできるわけがない
とりあえず出来る限りやってパッと見はそこそこなレベルまで持ってこれた
落ちない部分は仕方ない
ベッドのパイプもそうだが退去時のことを考えると恐ろしい限りである
やはり浴室は定期的にやらなければ取り返しが付かないことになる
もう手遅れだがこれからは定期的にやろうと思う
そして点検の日が来たわけだが直前になって居留守をしたくなった(笑)
肝心の部屋は掃除が無理だったのである
そして隣の女性の部屋のインターホンが鳴り担当者が中に入った
隣の女性はNHKの受信料もすぐに契約するし、
今回も指定日にちゃんと部屋にいて素直に中に入れた
本当に律儀な性格である
そして屋内点検はすぐに終わり俺のインターホンが鳴った
俺は最初は出ないつもりだったが、すぐに終わるようなので、
予定変更でそっとドアを少しだけ開けた
すると開けたドアの反対側で何か作業をしているようだった
俺はあえてそちらを見ずにそっとドアを閉めた
向こうが気付いたかどうかは不明である
だがこちらから声を掛ける度胸もなく閉めてしまった
その後も玄関の前でガチャガチャ音がしてしばらくして帰っていった
そのあと外出する際ポストを見たら、
不在だったので外だけ点検したが異常無しでしたという紙が入っていた
今回の点検はこれで終わりで後日再度来ることはないようである
4年に1度なので是非受けてほしいと書いてあったがあっさりと終わった
だったら何も悩む必要はなかったわけである
だがそのおかげで浴室の掃除ができたので助かった
これは本当にお礼を言いたい気分である
これをきっかけに浴室定期清掃を心がけようと思う
しかしきれいになった浴室は見てるだけで気分がいいものである
今更だが掃除は大切だと再認識した次第である