光熱費の怪に続いてまた奇妙な事件が起きた
それは突然洗濯物にカビが生え始めたのである
最初は何かが付着したのかと思ったが、間違いなくカビであろう
シャツやら短パンやらバスタオルにカビが点在している
これはシャツだがこんな感じである




これは不思議である
何度も書いてきたが俺のマンションにはバルコニーがないので洗濯物を外に干せない
かといって浴室乾燥で乾かすのも電気代を考慮すると無理である
そこで普通に部屋に干しているが、さすがに乾くのが遅い
だからカビが生えるのも当然と言えば当然かもしれない

しかしなぜ奇妙という表現を使ったかというと過去5年間それでもカビなど生えたことはなかった
1粒たりとも見た記憶はない
それが突然ここに来てなぜ?ということである

ならば何か変化があったかというと思い当たる節が2つある
まず1つは漂白剤の存在である
ここでも書いたがシャツの黄ばみを取るため初めて漂白剤なるものを使った
一応それなりに黄ばみは取れて目的は達したんだが当然かなり残ってしまった
もう当分使わないが捨てるのももったいないのでその後も少しずつ入れて洗濯してる

そうやってからカビが生え始めたのである
しかし漂白剤でカビが生えることなどあるのだろうか
むしろ逆にカビを落とす成分があるはずである
だが以前との変化はこれである

そしてもう1つ考えられるのは玄関のドアの隙間にテープを貼ったことである
俺の部屋の玄関には閉めた状態でも隙間が存在した
中から外の光が見えるぐらいの隙間だった
夏はそれが効果的なんだが冬は寒さの元凶だろうと思い今回初めてテープを貼った

以前ここで報告した浴室のドアの隙間を塞いだあのテープである
それを貼ったことにより空気の流れが悪くなりカビが発生したということも考えられる
洗濯物は玄関に干してるんで、あの隙間が結構重要だった可能性はある
だが完全には塞ぎきれていないんでいくらかは空気の流れがあるはずだが、
それでは足りなくなったのだろうか

とにかく厄介である
もちろんそれでも着てるんだが洗濯のたびに増えてきてる感じである
ロッカーで誰かに見られたら最悪である
黄ばんだシャツを着てるのも十分恥ずかしいが、
カビ付きシャツだと恥ずかしいという次元ではなく人としてアウトだろう

しかしバルコニーどころか実質窓が無い部屋というのはきついものである
窓は出窓が1つあるだけである
こんな感じで外側に開くタイプである



これを開け放すと虫が侵入してくる可能性があるんで開け放せないわけだ
冬ならいいが夏は結構きついわけだ
最近は夏場でも開き直って開けてるが普通の窓がある部屋がうらやましい限りである
これが内側に開くタイプならネットを付けることも可能だが外側では無理だ

去年ネットを買ってチャレンジしたがやはりダメだった
外に開くため窓を開け閉めするたびにネットをめくらなければならず固定できなかった
これがそのネットでいまだに保管してるが今後活躍することはないだろう



たまに出窓で両サイドの細い窓に網戸が組み込まれてるタイプがあるが、
あれなら問題ないわけで出窓だけにするならあのタイプにしてほしかったと切実に思う

そこで空気の流れを作るために窓を少し開けた状態にして、
反対側にある玄関に幅1.5センチの固形物を挟んで隙間を作り空気の流れを作っている
何に使われてたのか忘れたがこんな感じである





この幅ならば外から見ても不自然ではないだろう

たまに大きな物を挟んでる部屋を見かけるが開いてることが分かってしまうのは嫌である
なぜなら在宅してるとの証でありセールスが来た時に居留守を使えないからだ
だからこの固形物で我慢している
ただしこれだとゴキブリが侵入できてしまうのが辛いところである
去年巨大なクロゴキブリが侵入したのもこれで開けていたときだったと思われる
しかしこれで適度に換気をしないと部屋中カビだらけになる危険性があるのでやむを得ない
極力昼だけ開けるようにはしてるのだが一瞬の隙を突かれたらあきらめるしかない

そしてもう1つバルコニーが無い弊害として上げられるのがホコリをはらえないということだ
毛布でも布団でも洋服でも気軽にホコリをはらえないのである
バルコニーが無くても窓があればそこから手を出してはらえるんだが、
この出窓の幅ではそれすらもできない
だからホコリをはらうときは玄関を出て素早くはらってすぐに中に入っている
小さい物なら手だけ出してはらっている

玄関側から誰かが見たら意味不明の行動に見えるだろう
まさか反対側にバルコニーはおろか窓すらないなどとは想像もできないはずだ
下手をすると隣に嫌がらせをしてるとさえ思われかねない
とにかくベッドの上がホコリまみれになってると思われる
日差しの角度で見えるが寝返りを打っただけでホコリが舞ってるのが分かる状態である
しかしどうすることもできずそのままである
とにかく洗濯物も含めてバルコニーに憧れ続けた5年間だった

ここまで書いてきて、今年は俺にとって大きな節目の年だったことを思い出した
ちょっと大げさな表現だが今年の誕生日で50歳になってしまうのである
自分としては、ちょっと信じられないが紛れもない事実である
本当に恐ろしい数字である

俺が20歳ぐらいの頃は50歳と聞くと人生が終わってる年齢だった
50歳を過ぎてる人間に対しては、どんなに有名だろうが金持ちだろうが、
ただ若いというだけで勝ってる気分になったし50歳という年齢を哀れんでいた

その年齢に今年なるわけである
もちろん俺個人は終わってるんだが一般的には全然終わってない年齢である
この場所に来てみて初めて気づいた
思ったより気持ちも若いし体力的にもそれほど酷く衰えた感覚もない
勝手にイメージしてた50歳とは全然違う場所だったと言っていいだろう

ただし個人的には若い頃に描いたイメージとは全然違っている
まず独身というのが1つである
漠然と30歳までには結婚するだろうと思っていたがその気配すらない
そしてフリーターというのも想定外である
そしてある意味これが1番想定外だったかもしれないのが童貞ということである
まさか50歳の誕生日を完全童貞で迎えようとは若い頃は夢にも思わなかったわけである
風俗は何度か考えたが結局決断できなかった

一応ほんの一瞬だが彼女はいた時期はあった
ただキスは無しで、抱きしめたのが最高到達点だった
それでも今は不思議と悔いがないというか本当に無気力のまま生きてきたことを実感する
正社員の面接も何度か受けたし、採用が決まったこともあった
昔はその気になれば比較的容易に正社員になれた

だが、いざ採用が決まると怖くなって辞退した
とにかくあらゆることから逃げ続けてきた
今ふと思うのは20歳ぐらいのときに街で自衛隊にスカウトされたんだが、
あのとき入隊してたらどうなっていたのだろうということである
やはり途中で逃げ出していたのかそれとも出世してそれなりの地位に納まっていたのだろうか
過ぎたことだが1つのターニングポイントだったことは間違いないだろう

いずれにろ全国屈指の中身がスカスカの50歳がもうすぐ誕生するわけである