前回書いたエアコンの水漏れだが、いまだに何もしていない
電話1本すれば済む話だと思うが、それが出来ないのが俺である
前にも書いたが外だけで直してくれる保障があるならすぐに電話する
だが部屋に入って本体も確認する可能性があるんで電話できないのだ

とにかく現在、部屋は物で溢れかえってる状態である
それを片付ける気力が湧いてこないのだ
だったら我慢するかという感じである
何回も書いてるが、とにかく物を置く場所がないのである
だからどんどん物が溜まっていってしまう

こんなとこに人を上げるなどあり得ないのである
正直きついが今年の夏は我慢する決意をした
来年同じ問題が浮上するわけだが先送りである
来年に向けて少しずつ片付けていこうと思う
水漏れは暖房の時には起きないので、そこは幸いである
俺としては二者択一を迫られたら暖房を取る
それぐらい冬のほうがきついのだ

そんなわけで今年の冷房を捨てたわけだが、窓を開けることが多くなるだろう
去年から寝るときに出窓の両サイドを開け放して寝ている
もちろん網戸無しである
虫が入り放題の状態だ

しかし去年もそうだったが、これが意外と虫が入らないのである
もちろん電気を点けているときは閉めている
寝るときは電気を完全に消してるので意外と入らないようだ
だが、いつとんでもない侵入者が現れるか分からない
そこで窓に網を張ることにした
前から構想はあったんだが面倒なんでためらっていた
だが冷房が使えないとなると扇風機以外には窓を開けるしかない

そう考えていたとき網が実は物凄く安いことを知った
かなり大きな網でも300円しないのだ
そしてそれを張り付けるのは両面テープに決めた
ガムテープでもいいんだが両面テープのほうが隙間なく貼れそうな気がしたからだ

問題は俺の部屋の出窓は外に開くため閉める時は一旦剥がさなければならない
そしてまたテープで留めるという繰り返しである
しかもピッタリ張り付けるのも不可能である
時間をかければ可能かもしれないが、そこまで厳密には出来ない
とりあえずスズメバチやゴキブリのようなでかい奴の侵入さえ阻止できれば御の字である

そしてホームセンターに行ったら両方合わせて500円ぐらいだった
さっそく大雑把に窓枠のサイズに網を切った
そして枠に両面テープを貼り付けようとした
ところが・・、これがハサミで切りにくいのだ
ハサミにへばり付いてテープがうまく取れないのだ

そして取ろうとするとテープが薄すぎるために丸まってしまう
それを無理矢理引き伸ばして張り付けるという想定外の作業になった
そして悪戦苦闘しながらも何とか張って無事終了である
もちろん所々小さい隙間はあるが大型生物の侵入は阻止できそうな感じだ
俺は完成した網戸を見ながらもっと早くやっておけばよかったと後悔した
それぐらい我ながら上出来だった
ただ指とハサミがベトベトになって落とすのが大変だった

そして、早速窓を全開にして食事をしていた
すると・・・、上のほうから剥がれ落ちてきた
そんな馬鹿なと思い、テープを大きく切って張り直した
それでもまたすぐに上から剥がれ落ちてきた
いともあっさりと実験失敗である

両面テープではなくガムテープで上から貼れば恐らく剥がれないと思う
だがもうその気力はない
ガムテープを貼ると貼ったところが汚れて跡が付いて落とすのが大変だと思う
それを考えたらマジ勘弁という心境だ
かといって大型生物侵入に怯えながら眠りにつくのもうんざりである
もう八方塞である
実質窓がないというのはここまで苦労するものなのかという感じだ
自分で選んだ部屋なんで自業自得なんだが、とにかく大変である

こうなったら運を天に任せて開け放すしかない
ゴキブリはともかく、この一帯でスズメバチは見たことがない
それに賭けるしかない
ゴキブリ、スズメバチ、毛虫、でかいクモと想像しただけで恐ろしいが、
今の俺にはどうすることも出来ない

しかし、今思うと越してきた当初の俺は偉大だった
エアコンも点けず窓も開けず扇風機だけで夏を乗り切ったのである
それぐらい虫の侵入にはナーバスになっていた
当時の俺から考えると窓を開け放して寝るなどあり得ないことである
しかし今振り返ると、よく熱中症にならなかったもんだと感心する

侵入と言えば先日ドラマチックな出来事があった
まあ俺が勝手に思い込んでるだけなんだが、ゴミを出しに行ったら何かが動いた
よく見るとヤモリだった
それも色が白っぽいヤモリだった
俺は条件反射的に捕まえようとしたが逃げられてしまった

そのときふと思った
このブログでも書いたが以前部屋に子供のヤモリが侵入した
本当に生まれて間もないような小さいヤモリで天井に張り付いていた
俺はすぐに捕まえてマンションの壁にくっつけた(逃がした)
無事に育てよと思いながらくっつけたのを覚えている

あれはそのとき逃がしたヤモリだったのではないか
いや、そうに違いない
たくましくなっての再会だ
俺は勝手にそう決め付けている

あいつはたくましく成長し俺はどんどん衰えている
もしそうだとしたら皮肉な再会である
しかし俺は人生の中でヤモリを見たのはほんの数回だが、
このマンションはヤモリにとって住みやすいのだろうか

いずれにしろ何とも都合のよい妄想だが、
俺はあのとき逃がした子供のヤモリだったと信じている