大谷問題 | ジェラミイのブログ

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大谷翔平選手がアメリカで記者会見をすると聞いていた

最近大谷問題が気になって気になって仕事も手につかないし、何にも集中できなくて困っている

 

だからこの記者会見ですべてに決着がつくといいなと思っていた

真実に問題がないなら羽生結弦問題でも松本人志問題でも、記者会見を開いて、御用記者ではない、鈴木エイトさんとか望月いそ子さんみたいなジャーナリストの厳しい質問すべてに過不足なく矛盾のない回答ができればすぐに疑惑は晴れて終わる話なのである

それができないということは、言語表現力の問題はあるにしても、本質的には容疑者本人に嘘や隠し事などやましいことがあるからである

黙秘を貫徹するということは、敵に情報を与えないということで、真実に辿りつけさせないという意味で、決定的な証拠を握られていない場合、ひきわけに持ち込むことができる

つまり疑わしきは罰せずの大原則のある、白黒をはっきりさせるゲームでは無罪を勝ち取ることができてよいのであるが、その刑事裁判での勝利は、同時に容疑者の無実を証明するものではない

何も語らない、黙秘を貫徹するということは、その裁判が公正なものである限りにおいて、私が真犯人ですと宣言していることと同義なのである

 

だから会見を開いて質疑応答に応じなかった羽生結弦さんも松本人志さんも世間からはクロ認定されて、芸能人としてのブランド価値=人気、大衆からの支持を失ったのである

 

残念ながら大谷さんの会見は質疑応答NGということで、会見というよりも一方的な主張を生メッセージで繰り返したに過ぎなかった

内容も基本的に先の代理人のコメントと同じであった

つまり、大谷は賭博をしていない、すべては水原の単独犯、関係者全員水原に騙されていた、大谷は窃盗被害者、早く野球に専念できるようになりたいということの繰り返しであり、大谷真犯人説をとるアメリカ人を納得させることができるものではまったくなかった

大谷びいきの日本のメディアやコメンテーターは大谷さんへの同情一色になっているが、アメリカのメディアはまったくそうなっていないようである

大谷側は許されるものなら黙秘を貫徹したいというところらしい

残念だけれども、これでは自らの罪を認めているに等しいわけで、ますます問題はヒートアップしていきそうである

FBIの捜査がいつ終わるのかしらないが、もうそれが終わるまでどうにもならないのかもしれない

大谷さんはちょっとサイコパスなところが強いから、すべてをシャットアウトして野球に集中できるような気がするが、周囲がそれを許してくれない気もする

大リーグの超一流選手であれば、あれはあれ、これはこれと気持ちを切り替えて自分の仕事に集中できるものである、などという主張もあったが、まあ迷惑なことに違いはないであろう

気持ちの切り替え、意識を集中するスキルを磨きぬいている一流選手は大丈夫でも、メンタルの弱い一般人のファンはやきもきして自分の仕事にも野球観戦にもまったく集中できなくなってしまうので困ったものである

 

大谷さんは英語が不得意ということで、アメリカの世論がピンときていないのかもしれない

日本のメディアの言説だけ読んで、みんな僕に同情してくれている、もう大丈夫だろうと油断をしているような気がして心配である

 

 

 

FBIの発表でわかった事実

 

①大谷さんの口座から反社(違法賭博の元締)へ7億円ほど送金されていた

 

FBIの捜査が始まり、アメリカ人が思う大谷さんへの容疑とはなにか?

 

①大谷さんが違法なスポーツ賭博をやっていたに違いない

②大谷さんは野球賭博もやっていたかもしれない

③大谷さん(側)は自分のキャリアを守るために水原さんをスケープゴート(生贄)に差し出したのだろう

④大谷さん(側)は水原さんに因果を含めさせて、(無実の罪で)禁錮3年ほどのお勤めをしてもらうことにしたんだろう

 

大谷さんの最新「会見」での回答

 

①スポーツ賭博はやっていない

②野球賭博もやっていない

③自分は被害者、水原さんは博徒で泥棒。自分たちはずっと水原さんに騙されていた

④水原さんを信用して、本人確認なしで上限50万ドルを送金できるシステムの権限を与えていたところ、自分の知らないうちに450万ドルを小分けに送金されてしまった

 

ちなみに水原さんの最初の証言

 

①自分はギャンブル依存症でスポーツ賭博の常習者で7億円負けた

②カリフォルニア州ではスポーツ賭博が違法であることを知らなかった

③MLB的に野球賭博が御法度であることは知っていたので野球賭博には手を出していない

④大谷さんに7億円の借金のことを相談したら赦してくれた、借金も肩代わりしてもらった

 

水原さんの最初のインタビューを読んだアメリカ人が抱いた疑惑

 

①返済能力のない通訳に7億円も貸してくれる金貸しはいない

②子どもの頃にアメリカに移住してきて英語に不自由がなく、アメリカでカジノディーラーの学校に通っていて、カリフォルニア州にもずっと住んでいるギャンブル大好き人間が、ここではスポーツ賭博が違法だと知らないはずがない

③ギャンブル依存症患者は嘘つきに決まってる、野球賭博もやっていたに違いない

④他人の7億円の借金を肩代わりするような人間はいない、ギャンブルをやっていたのは大谷さん本人に違いない、水原さんはスケープゴートにされたに違いない(早く大谷さんを逮捕しろ!)

 

 

そして大谷さん(側)が反論

 

①7億円は水原さんに盗まれた

②私はスポーツ賭博をやっていない

③野球賭博ももちろんやっていない

④水原さんは嘘つきである

 

 

それを受けた水原さんの追論

 

⑤先の証言は嘘である(筆者注:詳述はしていないようだが、①②③は真実で、嘘は④だけという意だと思う)

 

 

「会見」で明かされた新事実

 

なにもなし

 

「会見」後の日本人の反応

 

①大谷さんはやっぱり無実だった

②やっぱり水原さんが全部悪い

③送金方法が謎、どうやって本人確認(2段階認証)を突破できたのだろうか?

 

アメリカの事情通のコメントでは、アメリカの銀行口座にはcheck writing privileges(直訳すると小切手記入権限)という制度があり、事前に大谷さんの了承のもとにこの権限を水原さんに与えておけば、代理人(水原さん)の依頼で、口座名義人(大谷さん)への確認なく銀行は送金してくれるそうです

大谷さんは水原さんとの長い付き合いでずっと彼が嘘つきの泥棒だということに気づいていなかったそうなので、彼を信頼してこの権限を与えていた可能性は高いでしょう

大谷さんは英語が不得意でかつ野球に専念したかったのですから、事務的な仕事は秘書的な立場の水原さんに一任していたというのはつじつまの合う話です

この制度の内容であれば、最初の水原さんのインタビューで、ローン返済事由で50万ドルずつ8~9回にわけて(計450万ドル)送金したという証言と矛盾しません

(ただしそのインタビューではcheck writing privileges を利用したわけではなく、水原さんは大谷さんと一緒に送金したと言っている。送金手続きをしたら本人確認の電話が大谷さんの携帯にかかってくるので、そこで大谷さんが出て、水原さんの指示通りに本人確認を行って送金手続きをすすめたということだろう)

「小切手記入権限」を水原さんが与えられていたのなら、どうしてそれを「会見」で説明しなかったのだろうか?

それが事実なら、水原さんが大谷さんの口座のカネを盗んだということが矛盾なく説明できるのにである

お人よしで騙されやすい日本人はそれで納得するのかもしれないが、リアリストなアメリカ人は矛盾のないストーリーを提示されただけでは納得しないのである

矛盾のない仮説が完成したらそれを検証する、それがアメリカ社会の根底にある客観的科学的精神だからである

つまり矛盾のないストーリーが完成しているのにそれを明示しないということは、それが真実ではないからだと考えるのである

嘘をつきたくないから黙秘をするのである

嘘がばれたら信用を失い終わりだからである

もちろん水原さんが「小切手記入権限」を持っていることが事実なら、それを公表すればいいのだが、嘘ならば銀行に問い合わせられてすぐにバレてしまう可能性が高いから言わないのだろうと推測されるのである

 

アメリカ人は大谷さんがこの「会見」でも嘘をついていると考えているのである

質疑応答NGとか隠し事が多い人間は、嘘つきの次に信用されないのである

日本人はシャイなのでプライベートなことを公表したがらないし、それをおかしいとは思わないが、公明正大が好きな敬虔なキリスト教徒の国では、自身の名誉が棄損される内容やテーマ以外隠したりしないお国柄なのである

日本人から見てアメリカ人が陽キャに見える所以である

 

 

検察以外の方から無実の疑惑をかけられてしまった場合の対処方法は以下の通りである

①無視する

②疑惑を否定する(証明なし)

③疑惑を否定する(証明あり)

 

①の場合、最も面倒くさくないというメリットがあり、逮捕されたり拘禁されてしまう心配もないのであるが、推定有罪となり人気がなくなってしまうというデメリットがある。アマチュアスポーツの選手なら実力さえあれば人気などなくてもいいのであるが、有償でやっているプロスポーツ選手の場合、実力があっても人気がなくなってしまえば商売あがったりである。つまり下策

 

②今の大谷さんがやっていることである。あまり面倒くさくないというメリットはあるが、疑惑を晴らせないというデメリットがあり、中策である

 

③面倒くさいというデメリットがあるが、疑惑が晴れるという最大のメリットがあるので上策である

 

大谷さん(側)からすれば、さっさと疑惑を晴らして野球に再び専念したいというのが一番なのだから③一択のはずであるが、それをしないのである

その理由がわからない

推理するならば、自分の無実を証明できないのであろう

それで、大谷さんが真犯人で水原さんは因果を含められたスケープゴートである、さっさと大谷さんを逮捕しろ!という仮結論にアメリカ世論は至っているようである

どうせルール無用の無法者なのだから野球賭博にも手を出しているに違いない、大リーグ・アメリカから追放しろ!とアンチはなっているようである

 

私のイヤな予感では騒動の責任をいろいろとって水原さんが近いうちに自殺してしまうと思っている

日本人の感覚だと関係者の誰かが自殺するとすべての責任を彼に追わせて事件に幕を閉じるものだからである

しかしアメリカの合理的精神だとそんな理屈の通らない幕引きは許されない

むしろ大谷炎上はさらに酷くなるのである

アメリカ社会はビジネスに関してはとてもクールでドライなので損切りで大谷はドジャースから追放されるだろう

横浜で活躍していたバウアー選手同様推定有罪で、野球賭博をやっていたかいなかったかに関わらず大リーグからも事実上追放されるだろう

恩赦を待ってメキシカンリーグで臥薪嘗胆する可能性もあるが、さすがにメンタルの強そうな大谷さんも悲憤のあまり自殺してしまうだろうと思う

大谷さんが自殺すれば、日本人なら冤罪への抗議の自殺と受け取ってくれるが、アメリカ人はそうは思わない。

アメリカ人なら大谷さんが自らの罪を認めて自らを罰したのだと考えるのである

水原さんも大谷さんも、そういうわけでまったく無意味なので自殺だけはしないで欲しい

日本では当事者の自殺でたいていの問題は解決するが、アメリカ社会では自殺ではなにも解決しないのである

 

アメリカ人がなによりも好きなのは真実の探求である

大谷さんがもしもスポーツ賭博をやっていたのなら素直に白状して、1年間の出場停止処分に甘んじて、来期に捲土重来を果たして欲しい

大谷さんがもしも野球賭博(永久追放)にまで手を出していたとしても、正直に告白して処分を受けて欲しい

大リーグでナンバー1になるという夢やあこがれにこれまでの全人生を捧げてきた大谷さんとしては大リーグ永久追放処分は事実上死刑宣告と同じなのだろうが、それでも生きて欲しい

大谷さんが野球をプレイすること以外にはまったくの無能者であることを意を尽くして説明すれば、つまりカリフォルニア州の法律に無知だった、MLBの規約もよく理解できていなかったとわかってもらえば多少は情状酌量してもらえるだろうし、岸田総理やジャパンマネーの圧力だってMLBを多少は動かせるだろうから、ほかの選手への示しもあって重い処分は免れようもないが、まったく復帰の道がないわけではないだろう

大谷さんの野球への誠実さと、岸田総理の政治力と、日本のカネの力がなんとかMLBに通じる可能性にすべてを賭けて欲しい

本当に無実なら面倒くさがらずに、全身全霊を賭けて真実をありのままに説明して、アメリカ人からの信頼を取り戻して欲しい

被害者ムーブはやめて、信頼してはいけない人間に大きな権限を与えてしまった使用者責任を認めて謝罪と賠償に尽くして信頼を取り戻して欲しい

アメリカ人は説明責任を果たさない人が嫌いだし、失敗を他人のせいにする人が嫌いだし、困難から現実逃避をする人が嫌いなのであるから

逆に言うと、アメリカ人というか敬虔なキリスト教徒は、(辻褄の合ったストーリーを構築できる)口のうまい人間を好むし、責任を引き受ける人間を尊敬するし、困難に逃げずに立ち向かう人間を応援してくれる人たちなのである

そこら辺をきちんと認識してうまいことアメリカ社会を渡って欲しいものである

大谷さんのように実力だけは世界一なのであれば、キリスト教原理を理解し、キリスト教徒好みの言動を自家薬籠中の物とすれば、東洋人であってもアメリカ社会で真のヒーローになれるはずである

 

むしろピンチはチャンスなのである