こんにちは
いつもお読みいただきありがとうございます🙇
今日はハーモニー(転回形を含むコード進行)について以前からずっと書いてきた事ですが、コード理論を手っ取り早く能率的に学ぶ方法と、ジャズの薦めについて♫
私の場合、生徒さんに腰を据えて理論を教える際、必ずヤマハのグレード(演奏)のテキストを使って教えます。なぜかというと、たった30~40題問題を解くだけでコードの知識が身につくからです
普通、本格的に勉強するとなると作曲の先生に習って四声体やら対位法やらと、やたらハードル高そうな『いったい、いつまで続くの?』的なお勉強が待っています
でもほとんどの人が挫折するのは目に見えています
今時のYouTubeショートやインスタグラム、Line、TikTokを例に出すまでもなく、世の中の人達は時間のかかる事は嫌で文も短くしないとLineでさえ迷惑がられる…
このブログなんて絶対読む忍耐力ないでしょう🤣
そんな世の中になっているのに、誰が何年かかるかわからない勉強なんてしますか?(作曲家の方にとっては営業妨害でしょうが😓)
言ってみればピアノの勉強だってそうです
現場の講師さん達の事をよく耳にしますが、『先生、理論とか難しい話は皆シャッター閉じちゃってダメなんですよ…』
その言葉を聞いて合点がいきます…
だから世の中、“手や腕の使い方”とか“脱力”とか、そんな講座ばかりなんだと…
アレクサンダーなんちゃらとか、有名なメソッドはいろいろありますが、肝心の音楽の解釈、どこで強くどこで弱く、どこからテンポあげて、どの音を強くとか『コードの分析』があってはじめて決まるもの
何のコードかわからないのに、和声音や非和声音なんて分かる筈もなく、どっちが強い弱いなんて?でしょう
そこが決まらないのに脱力やら手の使い方だけ取り出してもチグハグで音楽とは全く関係ない🧐
身体の使い方以前にまずコード分析が出来るようにしなければ何も始まりません
(ただ楽譜だけ追えば音は鳴るから誤魔化されるわけですが…)
話を戻しますが、いろいろ見てきてヤマハのグレードを使った勉強はその点最強だと思います
即興はもとより、それこそ四声体の基本についても勉強できるし、作曲にも発展させられる
課題は簡単な16小節程度のメロディにコードを付けるわけですが、分かりやすくいえば、ジャズなどでスタンダード曲に自分で音を付けるのと同じ
クラシックでいえば『ソプラノ課題』
より実践的で現場で求められるニーズに合っています
ヤマハの講師さん達は、グレード試験に受からないと仕事が出来ないので基本レベルが高いです
そんじょそこらの音大のピアノ科の先生では太刀打ち出来ません
自分もピアノ科の人間で、グレード試験官の仕事をするようになって(ここでは書けませんが)教授クラスでも理論??なんてケースはいくつも見てきました
ですが、コードの知識はあっても、いざ曲になるとその知識をどう使っていいかわからない宝の持ちぐされ状態
結局どっちもどっちなんです
私もピアノ科側の人間だったので、グレードに携わった恩恵をこれでもかというほど受け、それは今も尚続いています
クラシック曲を演奏する際のコード進行やベース、和声音、非和声音の意識等、書き出したらキリがありません
ジャズのようなスタンダード曲にコードを付ける際にもリハーモナイズ(コード付け)や転回形の選択等、全てクラシックのコード進行が基礎です
テンションなどは二の次で、いくらテンションを覚えても基本的なコード付けが出来なければ絶対にそれ以上発展しません
しかし、作曲家の先生に就けばいいという単純な話ではなく、どういう先生に就くかが大切で、作曲家の方の中には生徒をバカにして『どうせこんなの分からないだろう』とインテリ気質で、『そんな難しいことしなくていいですよ~』と講評する方もかなり多くいますし、実際に演奏にどう理論を活かせばいいのかという事になると?なケースが多いでしょう(ご自分では上手にお弾きになれるのに…)
餅は餅屋という事ですか…🙄
そういう方はおそらくグレードのテキストをフル活用はされない可能性が高いかもしれません
私が強く言いたいのは、このヤマハのグレードのテキストを使って勉強することで、機能和声に基づいた曲はほとんどのモノが分析出来るようになるという事です
スゴい事だと思いませんか?
あらゆる転回形(ベース)の可能性、副属や準固有、ナポリ、ドリアを含んだリハーモナイズの可能性、ドッペルドミナントの転回形と9th、下方変位のバリエーション、保続音等々
実際に演奏する上で必要にして充分な生きた知識が得られます
そして、これがジャズとかをやる場合にもめちゃくちゃ活きてくる
実際一線で活躍しているヤマハ出身のジャズミュージシャンは数知れず(クラシックピアニストも多数…ご自分からは言わないでしょうが😓)、自分で言わないだけで、皆栄養源にはこういった基本が備わっているからこそ(元を辿れば指導した講師さん達、もっといえばグレードも含め志の高かったヤマハの先人の方達)大人に成長してからも自分の音楽を発展させていけるのでしょう
はたして今のヤマハの人間に、その事が理解出来ているのか…甚だ疑問です
なぜならグレードを勉強するメリットについて今まで述べてきたような利点が語られるのを聞いたことがない
『グレード資格を持っていると就職する時に有利ですよ』など、講師になりたい人が激減している今の世の中では全く効果ありません
目先の🥯で釣るのではなく、立派な先人達が高い志で作り上げた、本来の“グレードを勉強するメリット”を様々な分野から人を集めプロジェクトを組んで話し合うべきです
グレードを単なるヤマハの講師さん対象のライセンス取得目的のためだけでなく、クラシック、ジャズ問わず日本の演奏界にとってもメリットこの上ないヤマハのグレードの良さを多くの方に知ってもらいたいです
別に試験は受けなくてもいいです😆
これで回し者でないことはわかりますよね😅
そして必ず常日頃から即興の習慣をつけることをオススメします
決まりきった音を何千回、何万回と反復練習するクラシックこそ、即興癖をつけないと音楽が死んでいきます
それには簡単な短いスタンダード曲にコードを付けるのが最適です👍
だからジャズを薦めるわけです
クラシックのスタイルでショパンやモーツァルトやドビュッシーに対抗出来るくらいのサウンドが弾けますか?
無理ですよね😓
皆、普段からスゴい曲ばかり弾いて(聴いて)ご自分の耳は肥えてるわけですから、ダサいクオリティーは許せんのですよ💢
だからジャズなんです❗
まるでアプリでもインストールするように“ポン”と素晴らしくクオリティーの高いサウンドが出せます
クラシック側からそこに辿り着こうとしたらそれこそ何十年単位で時間がかかりますよ😂
オマケに優れたジャズミュージシャンのサウンドには絶対勝てない
ジャズって本当に罪ですね🤔
もとい !!
とにかくつべこべ言わずヤマハのグレードのテキスト使って理論をチャッチャと勉強しましょう♪😁
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