こんにちは

いつもお読みいただき、ありがとうございます🙇

さて

以前ご案内しました無料講座についてですが、一定期間過ぎても特にお問い合わせがないので無料にしても効果がないと判断した結果、受付を今月末までにさせて頂きます。

無料に関してはいろいろなご意見をいただき、“無料だと胡散臭い” “後で有料に誘導されそう” 等々

たしかに巷にはそういうもので溢れかえってますから無理もありません

元々、“無料”を打ち出したのは“無料”にすれば興味をもたれるのではないか?と思ったからです

全て“弱拍~”を広めたい大義のためでしたが、結局は内容などより有名で人気があるかどうかなんだなと再認識しました

ほとんどの方には強拍から始まろうが弱拍から始まろうがどうでもいい事なんでしょう

キレイ事を言っていても結局はお金が動かなければ話が進まないということですね…😓


というわけでこれからは、恐らくごく限られた、こういった問題に興味のある方々にだけお話出来ればと思っています

今現在、私のレッスンを受けている方々が私の伝えたい事をいちばん理解してくれていると思いますが、その方々から徐々に広まればそれで充分です

“弱拍~”の原理原則は1分で説明出来る極々シンプルなものですが、それを実際に演奏に生かすにはそれ相応の経験が要りますし、何よりさじ加減が難しいです

他人が簡単にパクれるような薄っぺらいものではありません(原理原則だけならいくらでもパクれますし、むしろパクっていただきたい笑)さじ加減の判断には膨大な演奏の数の聴き込みが必要な上、緻密なハーモニー分析に留まらずその分析を音にするノウハウが必要になります

なんのことはない、超一流がやってるようなプロセスです
自分で演奏出来るようになるには技術的な問題もあるので理想通りにはなかなかいきませんが、才能ある生徒さんを指導する上では知っておかなければならない“演奏の大原則”

本当はジャズの“バウンス” “ノリ” “スウィング” に直結するジャズミュージシャンがよく言っている 

“ウラを出す” 

これも『ウラから始まる』という事にも関連して日本のジャズミュージシャンにも意見を聞きたいのですが、同じくあまり話題になっているのを見たことがないので日本人て結局はジャンル問わず同じなんだなと思いました
難しい理論、形式等々はよく勉強するけど、肝心要なリズム感の違いには無頓着

2,3日前に借りてきて見たハリウッド映画界を題材にした映画のテーマが、『Sing,Sing,Sing』のような、よくある“タッ、ン、タッ、ン、タッ、ン、” のリズムを使っていて、これを恐らくジャズミュージシャン達の殆んどは、“ン、タッ、ン、タッ、ン、タッ” 
とオモテの拍から感じてウラ拍を出しているのではないでしょか?


もちろんオモテ拍がなければ小節のカウントだって出来ないわけですからオモテ拍は大切な柱です

でも試してみれば分かると思いますが、オモテ拍から感じてウラ拍を出そうとすると物凄く固い硬直したリズムになってしまい、常に息の詰まった緊張した状態が続きます

それに比べウラ拍から感じてオモテ拍が “尻尾(オマケ)”のように演奏すれば常にリラックスした状態で演奏出来ます

この違いが分からないとすれば、そのジャズミュージシャンは相当鈍い…
なにせ私でも分かるんですから😆

この事がクラシックも同じだということの方が共感を得にくいでしょうね🤔
西洋人は当たり前にやってるのに
日本人は強拍弱拍という言葉や理屈はそのまま輸入したけれど、肝心なリズムの概念は輸入出来なかった、と言ったら言い過ぎかもしれませんが、戦後70年経っても殆んど話題にもされない現状を鑑みると言い過ぎではないのかなぁ🙄
その意味で門馬直衛氏の功績は大きかったですね

昨年失くなった親友のホルン吹きがベートーヴェンの7番の交響曲の第1楽章のホルンパートを例に挙げて説明してくれました


“ターンタター、ターンタター”と書いてあるリズムを吹く時には一拍目をアタマに感じるのではなく、“タターターン、タターターン” と16分音符をアタマに感じてアタマの16分音符(弱拍)をアクセント気味に強く吹く

この2種類の演奏の仕方が真逆なのが分かるでしょうか?

親友曰く『音楽がウラから始まるのはオケでは常識、知らなければアンサンブルにならん』
(ちなみに彼はジャズのバウンスに関してもウラから始まる事について同じ意見でした)

こここそが、西洋人と日本人の未だに埋まらないギャップであり、昔テレビで特番が組まれたベルリンフィルの日本人コンサートマスターとオーケストラ団員との解釈の行き違いに繋がります(結局はオーケストラ団員は“我々の解釈とは違うが実験的にやってみよう”みたいな流れになりましたが、演奏は??でした😓)

横道に逸れましたが、“ウラ拍(弱拍)~感じる”という事はこのように演奏における人種の違いにも直接影響する重要な問題なのです

ですが、日本の音楽家やミュージシャンの方々はあまりご興味がないようなので
これからは無理に広めようとは思いません

分かる方にだけ分かればそれでいいと思うようになりました

ですが、その事を教えてくれた亡き親友への恩返し、自分への課せられた使命と思い、これからも細々とでも伝えていければと思います

というわけで、今月末までのお問い合わせに限り、無料にさせていただき、以降は主催者様、或いはお手伝いいただける個人、団体の方にもお礼が出来るように有料にさせて頂きたいと思います

今現在、興味を持って頂いている方がいて、講座開催の運びとなりそうなので、それをケーススタディーにする予定です。(受講料は都度ご相談させていただきますが、場所代経費等含め配分は今後一律にさせて頂く予定です)

開催の運びになりましたら、追ってご案内させていただきます🙇


長々と失礼しました🙏



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