こんにちは

いつもお読みいただきありがとうございます🙇

今回はもしかしたら前にも投稿したかもしれませんが、ビル・エヴァンス(P)とトニー・ベネット(Vo)の共演アルバムについて。


この二人は2枚アルバムを出していて、1枚目が『The Tony Bennett/Bill Evans Album 』、そして2枚目が『Together Again』というアルバムです。この2枚をコンプリートアルバムにしたのが、『The Complete Tony Bennett/Bill Evans Recordings 』というアルバムです。

このアルバムは実は2枚をただ一緒にしたアルバムではなく、alternate take が沢山入っています😍

alternate take なんて普通の人にはどうでもいいようなものかもしれません。私も昔は『なんで同じ曲ばかり続けて入ってんの?鬱陶しい ! 』なんて思ってたクチなのでよくわかります。

同じ曲の別テイクなんてマニアックなジャズファンにしか需要がないでしょ?というご意見もよ~く分かります(笑)

でもですね、この別テイク集はホントに宝の山なんですよ‼️エヴァンスの冴えた奇跡のようなアイデアとフィーリングがてんこ盛りで、難点を言えばトニー・ベネットが声がデカくてウルサイ、エヴァンスのピアノが聴こえない~🙉

出来ればトニー・ベネットだけマイナスワンにしてエヴァンスのピアノだけ聴きたいくらい😂
でもそれはそれで普通のピアノソロになっちゃうからこういうテイストにはならなかったとも思います。このウルサイ声のトニー・ベネットとの化学反応がエヴァンスの魅力を更に引き出しているのかも🙄

たしかこの共演はエヴァンスの希望で実現したんだったような記憶が…
ネクラ?のエヴァンスにとってはトニー・ベネットのようなアッケラカンとしたキャラクターに惹かれたんですかねぇ~?
エヴァンスも本来はフィリー・ジョー・ジョーンズみたいなドラマーとやってる時みたいなノリノリが好きだったようですから…

とにかく、このアルバムを引っ張り出して聴く事がいちばん多いかも。(トニー・ベネットの声が身体にこたえる時以外は)

『The Touch of Your Lips』の調(キー)を半音ずつ上げていって盛り上げていく転調なんかサイコーですし、トニー・ベネットの歌の後にエヴァンスがとるソロなんて惚れ惚れします。時にはハーモニックに時にはシングルトーンで、それこそ『そこからシングルトーンにするの😳』とびっくりするほど純粋に即興的な“気分で弾いている”ところがまた😍

↓はエヴァンスがどういう手法で転調していくかを解説した動画です。コピーではないので、演奏はエヴァンスに比べれば稚拙ですが、転調の仕方はわかると思います。昔からある単純な手法ですが、ポピュラー、ジャズ系では王道なやり方です。



そしてコチラは晩酌ピアノバージョン
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しかし当たり前ですが、キー(調)の違いなんかモノともせず、素晴らしい演奏を繰り広げる所は流石に稀代の天才ですね。
是非二人の演奏を聴いてみてください🎵
唸ってしまいますよ🤔


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