こんにちは

皆さん、クリスマスは楽しく過ごされましたか?


美味しいモノ🎂🍗🥂食べたり飲んだり、プレゼント🎁あげたりもらったり。









大人になると形あるモノじゃなくても🎁に思える事があります。

先日ピティナの松戸ステップにアドバイザーでお邪魔した際お世話になった、松戸コアラの森ステーションの代表をされている大矢葵先生が、先日販売始めたばかりの『牧人ひつじを』を演奏してくださいました。


演奏はコチラ
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自分でアレンジしたモノを初めて他の方に演奏していただくのを聴いてショックを受けました。大袈裟かもしれませんが『アレンジに命を与えてもらった』ような感覚です。自分で弾いているだけでは得られないベクトル。大矢先生の素敵な演奏でアレンジに違う光が当てられ『自分のアレンジ』じゃないような感覚とでもいいますか😆

他人の手によるモノを客観視するような感じです。『ここはこんな風に響くのか❗』とまるで鏡を見せられているような再確認。コレは大きなプレゼント🎁でした。ちょっとお邪魔しただけにもかかわらず、楽譜購入のみならず、演奏までしていただいた大矢先生には感謝です🙏


アレンジと作曲は全然次元が違い、作曲の方がはるかに創作的な作業なので一概には比べられませんが、おそらくこういう感覚が更に強くなるのでしょうね。


思えば今年は楽譜三昧の一年でした。
ある意味 Bill Evans の『People』の楽譜起こしに明け暮れた一年と言ってもいいと思います。
寺西誠先生との共同作業で『People』のトランスクリプションを完成出来た事は大きな収穫でした。

残念な事に演奏者(Bill Evans)の演奏著作権が大きな壁となって立ちはだかり楽譜販売というお披露目には至っていません。この『People』はコアなBill Evans のファンの間でもあまり話題にならない、ある意味レア物。
ジャズマニアはピアノソロはあまり聴かないという事も原因でしょうが、その道の玄人なら『People』の価値が分かります。

よく取り沙汰されているBill Evansのハーモニー論ですが、殆んどの場合、ベースありきのルートを抜いたヴォイシングについてしか語られていません。ですが、言葉は悪いですがそのような演奏はどこにでも転がっており、言ってみれば皆同じに聴こえます。

Bill Evans のハーモニーはピアノソロにこそ、エッセンスが詰まっており、コンビネーションのバランスです。ある特定のリハーモナイズや癖?みたいな表面的なモノではない。
その証拠に部分部分見れば、どんなピアニストでも採り入れているヴォイシングであったり方法論であったりします。


キース・ジャレットの『ダニー・ボーイ』のピアノソロを聴いてもらえばわかりますが、ほとんどの部分 Bill Evans のダニー・ボーイへのオマージュのようにEvans のハーモニーの方法論で演奏していて質の高い演奏になっていますが、終わりの方のコーラスで自分独自の解釈で弾いてますが質が一気に下がる。

こればかりは仕方なく、Bill Evans が特殊な事をしているわけではなく、クラシックの方法論をベースとした絶妙なセンスと音選びでトータルにまとめているわけです。

勿論ピアノソロを聴けば(理解すれば)、Bill Evans の全てが解るという甘いものでもなく、その逆も然りです。『People』を解れば全て解るという訳でもありません。それでも『People』がBill Evans のピアノソロの頂点のひとつであることは、ジャズ・ミュージシャンよりクラシック・ミュージシャンにこそ理解されるのは興味深いです。

その理由に普段からクラシックのとんでもない曲に慣れ親しんでいることがあると思います。特にピアノソロ。極めて高度で質と難易度の高い複雑な曲に慣れているからこそ、眼力(聴力?)が高いのでしょう。

『People』を愛してやまない二人の物好きが、あーでもないこーでもない、と四苦八苦して完成させた楽譜を広めたいという思いから完成した『People』のトランスクリプション。Bill Evans の偉大な遺産を広めたい。どなたか著作権に詳しい方、コメントの方からご意見いただけると幸いです。


そして『People』販売の一環として諸井野ぞ美先生からのアドバイスで偶発的に始めた自分のアレンジ楽譜販売。
個人的には停滞気味の一年でしたが、今思えばこういう時期にこそ家に籠ってエネルギーを蓄えてきたような気がします。


様々な人の善意に助けられエネルギーをもらい、前へ進むヒントをもらえた一年でした。



少し早いですが、今年一年ブログをお読みいただきありがとうございます🙇
来年が皆様にとって良き一年になりますように🙏



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