今回は映画やドラマで使われたピアノ練習シーンをご紹介します。

古いモノだと、赤い~シリーズの水谷豊と竹下景子の “赤い激流” 。

今となってはすっかり “相棒” のイメージが強い水谷豊が、コンクールを受ける過程で容疑者になり、牢屋の中で紙鍵盤で練習していたストイックなシーンは脳裏に焼き付きました。ピアノって大変だなぁ~と思ったものです。

ドラマの中で使われた曲は、英雄ポロネーズ、ラ・カンパネラ、テンペスト。

他にもロングバケーション、のだめカンタービレなど、たくさんありますが、今回は映画編として、少しマイナーな映画ですが、ご紹介したいと思います。

その名も『真夜中のピアニスト』🎬

『マッド・フィンガーズ』という映画のフランス版リメイクです。元の映画とだいぶ味付けが変わってフランス映画らしい “シュール” な映画になっています。



あらすじは、裏稼業の主人公がピアニストだった亡き母を思い、再びピアノに向き合う中でオーディションを受けようと思い立ち、中国人留学生のピアニストにレッスンを受けながら日夜練習に明け暮れるといったモノ。
一般の方には、あまり面白くないかもしれませんが、ピアノを弾く方はかなり共感できるのではないかと思います。練習シーンも本格的で、流れてくるバッハもかなり上手いです。

ちょっとフィルム・ノワール系なので、暴力的なシーンも少しありますので、お子さんや女性は閲覧注意のシーンもあります😅

裏稼業でやっている事の罪ほろぼしのように、バッハに没入する主人公。魂を浄化するようなバッハの音楽とのコントラストがとても効果的です。特にラストのオーディションのシーンにはピアノ弾きなら、間違いなく打ちのめされるでしょう。トラウマになってしまうかもしれません。

使われる曲はバッハのホ短調のトッカータです。バッハのトッカータはオルガンの方は誰もが聴いた事があるニ短調のトッカータとフーガがあまりにも有名ですが、全6曲からなるトッカータも名曲揃いです。平均律クラヴィーア曲集やバロック組曲とはまた違った、とても即興的である意味玄人受けする曲集です。

ご参考までに私の演奏ですが、
こちらがバッハのトッカータホ短調↓↓↓

映画の中の音楽って本当にその映画の印象を決定づけますよね🎵

映画の方も是非どうぞ🎬


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