ブログの内容について、生徒さんから提案がありました。今後、皆さんの質問やリクエストを参考にしながら、その都度感じた事を書いていきたいと思います。
今回はコードネームについてです。
一般的には、コードネームというとポピュラーやジャズに使うものと思われがちですが、こんな便利なものはクラシックに使わない手はありません‼
言ってみれば人の名前を覚えるようなもので、Aさんといえば、「あ~あの秋谷さんね。」Gさんといえば、「後藤さんかな」みたいな皆がわかる暗号のような感じでしょうか。
クラシック音楽は他のジャンルに比べても、とても複雑ですので、コードネームを使って説明すると、どんな和音でもすぐに鳴らす事が出来ます。
コードネームはジャズミュージシャンが使い出した、と何処かに書いてありましたが、英語ですから、さもありなんです。(ジェリーロールモートン辺りでしょうか?)
コードネームのなかった時代の大作曲家達は、それぞれの和音をなんと呼んでたのでしょうね。大変だったと思います。
当教室では、クラシック、ポピュラー、ジャズなど音楽のジャンルに垣根はないと考えていますので、コードネームを使う事によって、その都度弾きたい曲を弾いてもらっています。
ご自分のアレンジで、ご主人やお仲間と定期的にコンサートをやっていらっしゃる方や、なかには、小、中学生でもジャズを勉強している生徒さんもおり、大変バラエティーに富んでいます。
ジャズに関しては Bill Evans のハーモニー理論をベースにしています。
Bill Evans といえば、今のジャズピアニストで、この人の影響を受けていないピアニストはいないという程、ハーモニー理論を確立してしまった巨匠。
僕が長年かかって会得した、独自の理論です。
Bill Evans のハーモニーは、パッと聴き複雑そうに聴こえると思いますが、ベースの理論はクラシックとなんら変わる事はなく、非常にシステマティックです。
ごく簡単に説明すると、和音の進行はクラシックと同じ理論で、特徴的なのは、
①細分化されたリハーモナイズ。
②テンション(9th,11th,13th)の多用。
③代理コードの多用。
④クラシックの独壇場である、和音の転回型(ベースライン)の多様性。
⑤保続音の頻繁な使用。
といったところでしょうか。
ジャズスタンダードの On green dolphin street をBill Evans のスタイルに基づいて演奏した
Youtube 音源です。
ご参考に聴いてみて下さい。
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