スチュワード物語 第2章 卒業 ⑬ | 映画「スチュワード物語」2013年秋公開のブログ

映画「スチュワード物語」2013年秋公開のブログ

一人の日本人男性が海外に渡り、日本で実現出来なかった国際線の客室乗務員になる物語です。日本の空には男性パイロットは多数存在しますが、男性客室乗務員は殆ど存在しません。

この物語を通して今後多くの男性客室乗務員が増えてくれることを期待します。

「最後のテスト」後半


ジェームズ達第一グループのサービスが始まりました。招待客と残りの6人はボーディングパスに書かれた座席に着席し、離陸前のアナウンスを聞きました。チーフ役のジェームズがセーフティ・デモンストレーションの項目を読み上げると、残りの5人で減圧時の酸素マスクの説明や水中着陸時のライフジャケット、そして、非常口、禁煙の案内をミスなく案内出来ました。


続いてドリンクサービスが始まり、ドリンク担当のキャシーとアンディがテーブルにナプキンとつまみをバランス良くセットしながら、飲物のオーダーを取り始めました。


アンディは24歳と乗務員の中では未だ若い方だが、ホテルマンを3年経験しているだけ会って、飲食のサービスはスゴク慣れているように見えました。特にワインの扱いが上手で、スパークリングワインの栓を抜く際は、大きな音が出ないように栓が抜ける本の少し手前で寸止めし、そこからゆっくりボトルを回し、殆ど音が出ない状態で栓を抜く。


750mlのワインボトルでサービスする場合、スパークリングワインなら一人、90ml前後を注ぐと、8杯取りが出来る。「自分の担当するテーブル、円卓に8人のゲストがいる場合、1本のボトルで素早く、全員に注いでまわる時に感覚的に90mlが注げるようになる。これは、結婚式などのパーティで最初にシャンパンで乾杯する場合に宴会のサービス担当として出来て当たり前なんだ」と、自慢げに話していただけの事はあり、ワインサービスは非常に手慣れた感じでした。

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※ワインサービスのイメージ写真

一方、グランドスタッフを4年経験してきたキャシーは、サービスの技術は特に目を見張るものはないが、屈託のない笑顔と一つ一つの動作が丁寧な点は見習う点が多いと勝弘は思いました。


ドリンクサービスが終了し、続いてランチサービスが始まりました。メール担当のレイチェルと香織がメインコースのフィッシュ又はビーフを乗客の希望に合わせてトレイに載せて、笑顔と共に「Enjoy your meal」と配って行く。


予め予想はしていたが、ビーフの方が人気が高く、最後の列の数人は希望の食事にはありつけませんでした。モックアップのゲストはキウイエアラインの関係者という事もあり、食事のチョイスの事で文句や嫌味などは言われませんでしたが、実際のフライトでは、希望のミールチョイスが出来なかったお客様へのケアはとても大事だとしっかり心に留めておく必要がありました。


ジェームズ達、第1グループのパフォーマンスが全て終了しました。


最後に6人が一列に並び、見送りのをする際、殆どのゲスト役から

「とっても、良いサービスだったよ。」

「今日は招待してくれてありがとう、楽しかったわ。」

「フライト頑張ってね。」

と、言ったポジティブなコメントをもらいました。


・・・30分程のインターバルがあり、勝弘達のモックアップサービスが始まりました。


ボーディング、セーフティデモンストレーションを無難に行った第二グループでしたが、メールサービスの時に2つのミスをしてしまいました。そのミスと言うのは、ギャレー担当のジャスティンが①オーブンで温めて出す、ブレッドロールを少し温め過ぎてしまい、表面が焦げてしまったブレッドロールを5~6個作ってしまった事、②スペシャルミールのオーダーでキッズミールが2個あったのですが、通常、スペシャルミールは先にサービスすると言う決まりなのに、きちんと段取りが出来なかった事です。

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※日本航空さんの国内線ファーストクラスの食事


どちらも、致命的なミスと言うほどのものではありませんが、本番のフライトでは同じミスを起こさないようにしようと思いました。


模擬フライト便が仮想上の目的地に到着し、ゲスト達が飛行機を降機するのを6人で見送り終わると、モックアップサービスをやり遂げた達成感と、緊張から解放された安ど感から、心地よい疲労感を12人は感じていました。


教室に戻り、ミッシェルからのフィードバックをもらった新人達は無事にモックアップを終了し、全員がサービス・パフォーマンステストに合格しました。


勝弘は思わず心の中で「ヤッターとガッツポーズ」をしたくなりましたが、明日のトレーニングフライト第2弾、メルボルン行きと明後日の午前中の講義が残っていると思い、喜ぶのは明後日までとっておこうと誓いました。


つづく


最後まで読まれた方は、コメント是非、コメント書いて下さい。あなたの心あたたまるコメントが何よりも、小説を書く原動力になりますので、どうぞよろしくお願いします。m(u_u)m

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飛行機「スチュワード物語」のストーリー説明

日本では珍しい男性の客室乗務員として、約7年間ニュージーランド航空で働いた著者の自伝をベースに作ったストーリー。

実際に出てくる人物名やその他は架空のものです。

第一シリーズは主人公の武藤勝弘が念願のキウイエアラインに内定し、そこから3度の短期契約を経て正社員に昇格するまでの1年半を描いています。

外資系航空会社のキャビンアテンダントとして働く日本人男性の事をもっと多くの方に知って頂けましたら嬉しいです。

キウイエアライン:南半球、ニュージーランドの航空会社でその国を代表するフラッグキャリア。


武藤勝弘:主人公、東京の旅行専門学校を卒業後、大手旅行会社で3年間外販セールスを担当、その後、ヨーロッパ中心の添乗員を目指し、イギリスに留学、それがきっかけで航空会社の客室乗務員を目指すようになる。


木村剛:勝弘の先輩フライトアテンダントでメンター的な存在。キウイエアライン以外にジャーマンエアウェイズでも3年間の乗務員経験がある。

ミッシェル:勝弘達、契約ベースFAのインストラクター、乗務歴8年、夫はキウイエアラインの副操縦士

「勝弘の同期入社のFA」

ジェームズ:ウエリントン出身、元バーテンダー、28歳

キャシー:ハミルトン出身、元グランドスタッフ、27歳

アンディ:クライストチャーチ出身、元ホテル勤務、24歳

カオリ:オークランド出身、元化粧員販売員、24歳、日本人の母とNZの父を持つハーフ、子供の頃埼玉に一時期住んだ経験がある。

レイチェル:タウポ出身、新卒、23歳、日本の栃木に留学経験あり。

ミキコ:クィーンズタウン出身、元ホテル勤務、28歳、日本の大学を卒業後、家族でニュージーランドに移住、両親はおみやげ屋さんを経営。

ジャスティン:オークランド出身、元宝石商、25歳

アメリア:オークランド出身、元小学校の先生、26歳

ジェーン:ウェリントン出身、グランドスタッフ、32歳

ケイト:オークランド出身、元UKエアーのFA、27歳

スーザン:タウランガ出身、元ホテル勤務、29歳、日本の新潟に留学経験あり。

サラ:クライストチャーチ出身、元旅行株式会社勤務、30歳
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