スチュワード物語 第2章 卒業 ③ | 映画「スチュワード物語」2013年秋公開のブログ

映画「スチュワード物語」2013年秋公開のブログ

一人の日本人男性が海外に渡り、日本で実現出来なかった国際線の客室乗務員になる物語です。日本の空には男性パイロットは多数存在しますが、男性客室乗務員は殆ど存在しません。

この物語を通して今後多くの男性客室乗務員が増えてくれることを期待します。

「機内販売トレーニング」


いつものようにトレーニング前のコーヒーブレイクを終えた一同がクラスで所定の位置に座ると、ミッチェルがキャリーバックを転がしながら教室に入って来ました。


「皆、おはよう。今日、いよいよ次のロスター(4週間の乗務スケジュール)がファイリングされます。通常、午後2時過ぎになれば用意出来ているはずなので、トレーニングが終了したら確認してみてね。」

「それから、明日は実際のフライトで、ギャレーセッティングの見学があるから、自分がアサインされたフライトのブリーフィングに遅れないように空港に行ってください。」


ミッシェルはそこまで言うと一息おいて、よいっしょと持参したキャリーバックを前のテーブルの上に置き、中から何か取り出しました。ミッシェルの右手には黒くてティッシュボックスより少し縦長の機械らしき物が握りしめられていました。


「さてと、今日は機内販売のトレーニングです。今、私が手にしているのが機内販売用の専用端末です。後で、皆にも操作してもらいますから、楽しみにしていてね。」と言って、トレーニング用端末3台をそれぞれのテーブルに1台ずつ置いて行きました。


機内販売は通常、専用のターミナルと呼ばれるタッチパネルの端末があり、それを間違えずに入力すれば、ほぼ問題なく用が足りるのですが、これが使えない事が時々あり、その場合は電卓片手にレート計算します。そうなると、レシートの発行から、クレジットカード精算まで、カーボン紙の入った専用用紙を使って手書きで入力となり、大変な手間になります。

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※機内販売のイメージ


「それから、これが、キウイエアラインで使っている機内販売カタログです。一人1冊ずつあるから、先ずは、どんな商品があるか確認して下さい。」


しばらく、皆がカタログを眺めていると、有名ブランドの化粧品や香水、アクセサリー、時計、チョコレート、お酒、ぬいぐるみ、ボールペン、飛行機の模型、小物入れ等がありました。


ミッシェルは片手にカタログを開きながら、一通り、機内販売品の特色や売り方のコツなどを説明した後、皆に良い事を教えてあげると言ってカタログを閉じました。その良い事とは、機内販売を担当すると、売上の4%をコミッションとしてもらえると言うものでした。


他社でもこのような制度があるのかは、勝弘は知りませんでしたが、頑張ってたくさん販売したらそれだけ、お給料が増えるのでやる気が出る良い制度だと感じました。


機内販売の授業は、使用できる通貨(米ドル、ポンド、NZドル、AUSTドル、香港ドル、日本円等)の確認や専用端末が利用出来ない場合のマニュアル計算のやり方、書類の記入方法などを練習しました。そして、最後に端末の入力を実際にやってみて実務トレーニングが終了しました。


「それでは、問題を一つ出しますね。分かった人には、機内販売でも売っているクリニーク社の香水(試供品)を差し上げます。分かった人は手をあげてね。」

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※クリニーク社の香水Happy

すると、キャシーが自信ありげに答えました。

「一番高いのは、スワロフスキーのネックレス」

「さすが、元キウイエアラインのGSだね。正解です。皆、大きな拍手をしてね。」

皆から、尊敬の眼差しと拍手を受けたキャシーは誇らしげに、手を振って商品の化粧品をもらいましたが・・・


「実は皆の分もあるのよと」ミッシェルが言うと、クラスはより一層、拍手が大きくなりました。


つづく。



最後まで読まれた方は、コメント是非、コメント書いて下さい。あなたの心あたたまるコメントが何よりも、小説を書く原動力になりますので、どうぞよろしくお願いします。m(u_u)m

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飛行機「スチュワード物語」のストーリー説明

日本では珍しい男性の客室乗務員として、約7年間ニュージーランド航空で働いた著者の自伝をベースに作ったストーリー。

実際に出てくる人物名やその他は架空のものです。

第一シリーズは主人公の武藤勝弘が念願のキウイエアラインに内定し、そこから3度の短期契約を経て正社員に昇格するまでの1年半を描いています。

外資系航空会社のキャビンアテンダントとして働く日本人男性の事をもっと多くの方に知って頂けましたら嬉しいです。

キウイエアライン:南半球、ニュージーランドの航空会社でその国を代表するフラッグキャリア。


武藤勝弘:主人公、東京の旅行専門学校を卒業後、大手旅行会社で3年間外販セールスを担当、その後、ヨーロッパ中心の添乗員を目指し、イギリスに留学、それがきっかけで航空会社の客室乗務員を目指すようになる。


木村剛:勝弘の先輩フライトアテンダントでメンター的な存在。キウイエアライン以外にジャーマンエアウェイズでも3年間の乗務員経験がある。

ミッシェル:勝弘達、契約ベースFAのインストラクター、乗務歴8年、夫はキウイエアラインの副操縦士

「勝弘の同期入社のFA」

ジェームズ:ウエリントン出身、元バーテンダー、28歳

キャシー:ハミルトン出身、元グランドスタッフ、27歳

アンディ:クライストチャーチ出身、元ホテル勤務、24歳

カオリ:オークランド出身、元化粧員販売員、24歳、日本人の母とNZの父を持つハーフ、子供の頃埼玉に一時期住んだ経験がある。

レイチェル:タウポ出身、新卒、23歳、日本の栃木に留学経験あり。

ミキコ:クィーンズタウン出身、元ホテル勤務、28歳、日本の大学を卒業後、家族でニュージーランドに移住、両親はおみやげ屋さんを経営。

ジャスティン:オークランド出身、元宝石商、25歳

アメリア:オークランド出身、元小学校の先生、26歳

ジェーン:ウェリントン出身、グランドスタッフ、32歳

ケイト:オークランド出身、元UKエアーのFA、27歳

スーザン:タウランガ出身、元ホテル勤務、29歳、日本の新潟に留学経験あり。

サラ:クライストチャーチ出身、元旅行株式会社勤務、30歳
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