シルバーではないのですが、社協のある部門に登録してすぐ近所の高齢一人暮らしのTさん宅で
家政婦もどきをやったことがあります。厳密にいうと同じ棟の低層部に息子さんご一家が
居住しているという恵まれた環境で、実は独居というのとは程遠いというのが実際でした。
家事といっても浴室は入浴から掃除まで別の専門業者さんにおねがいしていて、必要なし。
家族向けの間取りで、各部屋にTVをおいていたし、東芝のラップトップもおいてあるという。
床を掃除機できれいにする、バルコニーの室外機の誇りを拭きとる、など軽作業というのもおこがましい
くらいの1時間半あれば終わってしまうような仕事を隔週やったのが亡くなる5-6年前ということになりますね。
95歳くらいでいらしたことになります。
最近ふと思い立ってどうされてるかな、と思って検索(失礼)してみたところ、
(当時ウイキペディアにお名前があって、なぜかちょっとして取り消されていた)
コトバンクにあって、1913年の御生まれで、2014年に享年百歳で他界されていました。
お宅に伺っていたころ98歳くらいだったか...とにかく最上級国家公務員OBでいらして、
奥様は早くに逝去されていたようでした。セイジやではなく物理学専攻の文化財の保存
に関するエキスパートでいらした模様。お話はいっさいうかがえなかったものの、
やはり長生きされたのだなと感慨深いものがありました。
当時はなにかやっていなくてはという焦燥感のようなものがあって、つぎつぎ
実行していた、そういう頃がとてもなつかしい。