K田某嬢との不倫で離婚に至るも、心機一転、しっかり俳優を続けている東出昌大が怪演力演の映画。
江田島ロケ。江田島が舞台というわけではなさそう。広島を襲ったあの豪雨で妻子を失った主人公。
それによるPTSDのような感じで、別人廃人のようになってしまった「彼」をめぐる物語。
脚本が違っていたらもっとよくなっていたという気がする。セリフが説明的になってしまっている
(部分が多い)。対話なのに、一方通行で独話のようになる部分が複数。せっかくのキャスティングがしっかり生かせていないような(評論家ではありませんが)。テンポが島時間ということでスロー。お父さんが心臓発作か何かで本土の病院に担ぎ込まれるのだが、あっさりしたつくりで、なにか省略した感じ。いちいち文句をつけるつもりはないものの、せっかくなんだからあと一息。