冒頭、登場人物案内数ページでもって始まる。
犯罪者を中心に展開するのだが、文章で見えない分、読者が想像力を働かせる一助となる
持ち物、着るもの、犯罪用小道具 場面などの描写が徹底的に描かれる。これも絵になる小説なので、
映画化がいけそうとは思うものの殺害シーンが強烈なので、その辺は省くことになろう。中心人物を
誰に演じてもらうか、それが問題だ。(笑)
国産車や外車がくるくる走り回る...
いろいろな名前(固有名詞)が出てくるが、惜しくも60歳で亡くなった会社経営者(my高校の同級生)の
ちょっと珍しい姓がでてくる。道具やだったか。
大きなお金が動くわけだが、儲けの手段が、新興宗教だったりネットワークビジネスだったり、化粧品だったりと
身近からヒントを得た、というか実際こんな風だったのかと思わせる時宜性の高い
パーツがいっぱいでてくる。
一気読みしたが、せっかく購入したんだからあわてて売りに出すのではなく
もう一回読み通してみようと思う。