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「ねえ、聞いてよ! アタシの旦那の事なんだけど。」
「何?」
「あのね~! あいつさ~、なんか最近言葉を短くするの!」
「何それ?」
「なんか言葉を短くするって~、ちょっと脳に来てるって感じでしょ?」
「だってさ~、長い言葉がしゃべれなくなってるんじゃにかって!」
「それで、舌がもつれたりすんの?」
「それはないけど!」
「例えば、どんなの?」
「例えば、ミッドバレーの事」
「ミッパレー、ミッパレー、みんなのミッパレー」
なんて歌いだすの!
「ミッドバレーはミッドバレーじゃない?」
「それをさ~、ミッパレー!」
「それって、ミッドバレーの事じゃなくって、ヒットパレードのことじゃない?」
「何それ?」
「昔、坂本九とか、森山加代子とか、ジェリー藤雄とか、パラキンとか、」
「何パラキンって?」
「ダニー飯田とパラダイスキングよ!」
「アッ、ごめん! アタシもやっちゃった!」
「ちょっと待った~!」
「なんですか? ヒゲ爺!」
「その言葉を短くするってのは 縮約語 って言うんだよ!」
「例えばファミリーレストランの事をファミレス! って言ったり、英語、カタカナ、漢字殆ど無しの訳の分からないメールを独りよがりの人をOちゃんって言ったり、携帯電話をケータイって言ったり、毒舌かつ雑学の大家のキャピトルBさんを面倒くさいからCBって言ったりすることだよ!」
「そうすると、なんか一発で理解出来ちゃうし、覚えやすい!」
「だからMM2Hの老人の方なんかには最適な言葉遣いだと思いますよ!」
「そうなんだ。さすがヒゲ爺、納得しました。」
「じゃあ、アタシ旦那の事心配しなくてもいいんだ!」
「そうよ! がちょ~~ん!」
「何それ?」
「でも、なんでヒッパレーがミッパレー?」
「彼一流のジョークでしょう?」
「かもね! あの人のって時々っていうか、殆ど意味不明だし!』
”コチン!”

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