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スージーの帰りにアンデイーの家にお呼ばれしました。
高台にある新しい白い高層マンション! いいですね。
天井が高くって、ツインタワーが一個見えるロケーション。
白い壁に鏡が貼ってあってリビングが広く感じます。
ショートパンツを穿いたアンデイーが食後のコーヒーを入れてくれました。
”アンデイーって普段はショートパンツ穿くんだ。”
絵画クラブの時はいつも長いパンツ!派手な柄のパンツを穿く時がありますが、最近はだいたいおとなしい長いパンツ姿。
昨年ピンクのチョットゆるゆるパンツを穿いて来た時、
“ソーレ!”部長に
「アンジー! パジャマが似合うわね!」
と言われてショックを受けた以降、絵画クラブにはピンクのパンツは穿いて来ません。
やはり絵画クラブに来る時は色使いに気を使って派手にしましょうね!
そんなエピソードを語りながら金曜日の夜は深けていくのでした。
さて、問題のYW夫妻です。
「あなたどうしていつも先にさっさと歩いて行くの? 女性は一緒に歩きたいの、手を繋いで!本当に日本人の男性って自分勝手なんだから!」、
「この前引退ご褒美旅行でヨーロッパ行った時、見たでしょう? イタリアで! ちゃんと手を繋いで歩いてたじゃないの。あのロバート・デニーロ風の渋いお年寄りの男性と奥さん。 ああいう風に出来ないの?」
とYW夫妻の奥さんが急にほざいたのです。
何故奥さんがそんな事を急に言ったのかって言うと、2人でタマンデサのウエットマーケットにフルーツ買出しに行った時、そして道路を横切った時(横断報道ではない)に、
YWさんがさっと道路を渡ってしまったのです。 彼は奥さんがついて来ているものとばっかり思ってたのです。
ところが奥さんは女性。 優柔不断というか、判断に躊躇があるのです。 遠くに見えた車が気になり道路を渡れなかったのです。
“しゃーねーな!”
とYWさんは又道路を渡って元に戻って、奥さんと一緒に道路を横断したのです。
「オマエ、おりゃーさ、イタリア人じゃないの! 生粋の江戸っ子! ニッポン人! 日の丸しょってんだよ!」、
「まあーでもオマエの言う事は一理ある。今度赤信号で渡る時は一緒に渡ろうな!」
それでフルーツを買った後、又道路を横断したのです。今度は一緒に渡ろうとして、YWさんは両手に沢山のパパイヤ1個、マンゴー2個、スイカ半分に勿論猫山王のドリアンを持って、奥さんの隣に立ったのです。
右、左を見て、車が通り過ぎるのを待って、プラスチックの袋を持った左手で奥さんの背中をチョンと押したのです。
「あんた! 危ないじゃないの! 何すんのよ!」
、「ハッ、ハッ、ハッ、冗談!冗談!」、
「何よ!それってすっごく悪い冗談! 止めてよ!」、
「わーったよ! 時にはこんな冗談もありかなって!」、
「何言ってんの? 信じられない!」、
“本当におんなって冗談通じないんだから!”独り言。
「じゃー、オマエこっちの袋持てよ! しったら手を繋げんじゃん!」、
「うれしい!」、「そいで帰ったら、フルーツだっべましょうね!」、
「パパイヤにする? スイカにするか?」、
「あなたの好きなようにして!」。
出ました! だいたいこの夫婦はこれで問題解決、夫婦円満になるのです。
これが出ないと、このような小さな出来事、亀裂が夫婦間の溝を深くしていくのです。
そしてこの亀裂が溜まっていくと、大変な事になるのです。どう大変かって言うと、これは人それぞれご想像にお任せします。
結構マレーシアでは一人で生活している年金生活者の男性って多いもんなんです。
皆さん、タダ手を繋ぐだけでいいんです。 それが愛を確認する擬似行為となるのです。これで安全、安心なのです。 何しろここは日本じゃないから! 誰も見ていません。 大丈夫!
どうです?皆さん? こんな風に年金生活者達は小さな危機を乗り越えて生活しているんです。 こんな生活試してみませんか?

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