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さて昨日、外資系の9社、10社目に入社の経緯をお話しましたが、‘中途半端じゃない? 首になった話をしてくれ!“との要望が殺到。 ということで8社目で、”何故首になったか?“ の話をします。
実際は首ではなく会社を辞めてくれとの本社側の要請があったのです。 “要請?”より指示でした。 まあとは言っても首みたいな話です。
“上等じゃん、わかったよ、辞めてやろうじゃん。 そのかわしちゃんと払うものは払って頂戴よ!”
よ
と言う事です。 簡単なことです。 会社側も少し理不尽な取り扱いだと思ったのでしょう。 ちゃんと払うものは払ってくれました。
しかし、その指示の背景と言うのがとんでもない背景だったのです。
当時、日本には3社子会社がありました。 本社(吸収合併で大きくなった会社)には3つの勢力(フランス、ドイツ、イタリア)があったのです。 各々の勢力が子会社を日本に設立していたのです。
私がその内の一つ(フランス系)に入社してから、こんな効率の悪い事はない、1社に集約すべきと本社に問題提起をしていたのですが、本社側は合併の経緯もあるので、このままにしておくとのことでした。
まあ、集約したら私がトップになると言う目算も勿論あった訳ですが。 ところが株主の方から集約せよとの意見がでたそうで、全世界的に子会社の集約が始まったのです。 俺の言う事は聞かないで、株主の言う事は聞く。 まあ~当たり前と言えば、当たり前、“百姓と言えばぴよぴよへちま”の話です。
まあ私は、16年間赤字の会社を黒字にしたし、3社の子会社の中では圧倒的に売り上げが大きい子会社のトップだから、当確間違いなしと踏んでいたのですが、それが大はずれ。
日本では2番の会社が残り、他の2社は消滅と言うことに決定したとの連絡が入ったのです。
本社ではフランス系とドイツ系がブラジルを取るか、日本を取るかで競争があり、 結局ブラジルをフランス系が取り、日本をドイツ系が継続することになったのです。 フランスはブラジルの方が成長率が高いし、日本は品質にうるさいから嫌いだと言うことだったのです。
それでは、日本のトップをどうするのかと言うことになった時、コストの問題で私が辞めることになったのです。
まー実績、能力よりコストが勝ったと言う事でしょうか。
“ばーろー! ざけやがって!”
って感じですかね。 私のコストが3人の代表の中で一番高かったと言う事だって。
それで、最後の詰めの交渉に フランス人の私の上司のペリーが日本にやって来ました。実際はそれ以前に日本に来て、もし子会社で造反でもあったら大変と、銀座にある外資系専門の弁護士事務所にサポートを受けていたのです。
私の場合は、会社が私の条件を飲んだのであまり問題はありませんでしたが、其の他の従業員にはすずめの涙程の退職金しか出さないと言うつっぱなした条件を提示してきたのです。
「そりゃないじゃないの!」
と従業員が反対すると
「結構です。裁判でも南アでも受けてたちますよ!」
という態度に出たのです。 事前に私に相談があれば、それなりの対応を考えたのですが、私も本社の対応に頭に来ていたので、当然前回お世話になった弁護士事務所と共産党系のチョー有名は労働専門の弁護士事務所に駆け込んだのです。
高をくくっていたそのフランス人のペリーと銀座の弁護士事務所は大慌て。
また、従業員が隠しマイクで、従業員とそのペリーとの会話の問題発言を録音していたのです。
まあ、日本で簡単に従業員を首に出来ると思ったでしょうが、そうは問屋が卸さなかったのです。 結局、従業員の要求通りの退職金と日本に継続して残る会社に勤務することで決着をみたのです。
馬鹿なフランス人でした。 (結局このペリーは首に昨年なりましたし、残った日本の会社の社長も5年間で3人替わりました。)
まあ~、本社は人を見る目がないってことですかね。
( これを負け犬の遠吠えと言います。)
まあ、日本にいる外資系なんてこんなものです。 一部を除いて全然たいしたことなく、適当な人間ばかりです。
と言うことで、それ以来私はフランス人とフランス料理が嫌いになったのです。
(歳とって、バターいっぱいのソースに胸焼けする所為もありますが。それにシルヴィー。バルタンは除く。)
何しろフランス人は平気で嘘をつく。 信じられません。 それにヨーロッパ人の人種差別はアメリカ人より陰湿だということもわかりました。
ということで、次は日本の会社に勤めることになったのです。 と言っても中国にあるから、外資系とも言えるのです。
次は9社目、それに給料を貰う会社がもう一つあるので合計10社の会社に勤めることになったのです。
自分でもよくもまあ~、こんなに会社替わったもんだと思います。 私にとっては変化が普通なのです。 安定は危険なのです。 この変化をエンジョイするんです。
皆さーん、エンジョイしてますか?
”するわけねーだろー!”