ソウル・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督で世界的指揮者の鄭明勲(チョン・ミョンフン)氏が14日、北朝鮮の銀河水管弦楽団を指揮してパリで公演を行う. 朝鮮中央通信によると楽団は11日、パリに到着した. 現地の楽団と合同公演し、ブラームスの交響曲などを演奏する予定だ. 鄭氏は昨年9月に南北の音楽交流をめぐる協議のために訪朝し、現地で楽団を指導. 帰国後、南北の楽団による合同公演などの可能性を探ってきた. 南北合同公演はめどが立っていないが、まずは自らが北朝鮮の楽団を指揮して公演することになり、2月28日から3月1日まで平壌を訪れてリハーサルをした. 鄭氏は「これを、南北の音楽家がともに演奏する第一歩にしたい」と話している. (ソウル=貝瀬秋彦).