泉質・施設・立地でまず最初に語るのは立地です。
今回の温泉は県境にあると書きましたが、
中部山岳の険しい山々が連なる地形に位置し、
穂高岳の麓にあるコチラの温泉は夏も涼しく露天風呂も不快感無く入れる気候にあります
さらにこれは個人的な感覚になりますが、
温泉があるのは県道の最果てに位置しており、
秘湯感も楽しめる場所にあります。
(実際は登山道としてなら歩ける程度の道は微妙に続いてます)
関東から行くなら松本から安房峠を越える険しいルートになるので自信の無い方は名古屋・高山方面からのアクセスをオススメします
べらべら喋ってたら新穂高温泉"中崎山荘"に到着です。
背後に聳える大ノマ岳(?)が迫力満点。
近距離で3方向を山に囲まれているので、最果てまで来た雰囲気で達成感を感じられます
それでは泉質にいきましょう。
こちらは内風呂。
アルカリ性単純温泉で、高温泉のため加水はされていますが源泉かけ流しです。
ただ数年前に泉質が変化したと聞いたので、この平成18年の温泉成分表とは泉質が異なっている可能性はあります。
現に、現在の内風呂は白く濁った硫黄臭もする温泉になっているので明らか単純温泉では無いのでは無いかと思います。
どちらにせよ良い泉質であることに違いはありません
こちらが露天風呂になります。
成分表を撮り忘れたので利用証で失礼します。
こちらは単純硫黄温泉で、後で紹介しますが加水無しで自然な方法で適温にされています。
どちらかと言えば内風呂もこちらの泉質に近いかもしれません。
最後に設備です。
そこまで新しくない施設ではありますが綺麗に維持されており、温泉成分が強いにも関わらず浴槽も清潔に掃除されていて混雑していても気にならない広さです。
泉質により湯の花がかなり多く滑りやすいのは要注意
そして露天風呂ですが、加水をせずに適温にする方法として湯雨竹が使用されています
上から流された源泉が束ねた竹箒状を伝いわずか数秒で適温になる装置で全国でも珍しい方法になります。
この方法を用いているのを見たことあるのは、温泉県大分のひょうたん温泉くらいで、水が確保し辛い山中の温泉施設などで重宝されるかと思います。
湯雨竹からぽたぽたと滴り落ちる源泉と、まだ雪が残っている山岳を眺めて入る良質な温泉。。。
最高です
あと温泉以外にも横になれる畳の休憩スペースや、レストランもあるのでゆっくりすることができます。
「眠くなる温泉はその人の肌(身体)に合っている温泉」というのはよく言われますが、私はココの温泉がドンピシャで身体が心地良くなり眠くなるので、休憩スペースがあるのはとても助かります。
硫黄泉だけど酸性寄りじゃ無いのが自分に合ってるのかも知れません
そしてさっきの湯雨竹でも書きましたが水不足が問題になっているようです。
シャワー使えないレベルでは無かったので安心しましたが、使わない時は止めるなど節水に努めましょう。
以上が新穂高温泉、中崎山荘でした
本当にオススメでついつい熱が入ったブログになってしまいました笑
何度か訪れてる中でも個人的に気持ちよかったタイミングが「澄んだ空気の中入る朝風呂」だったので、もし可能であれば早朝のマイナスイオンを浴びながら入浴をしてみてください
次回は東北の珍しい泉質の温泉をご紹介できたらと思います。