名寄本線跡シリーズを書いている途中ですが
北海道の話題ばかりで飽きてきたので
突然の東京都シリーズにします('ω')


名寄本線跡あと3箇所くらいあるのでね…。




東京都の廃線と言うと、
前回の浜松町〜大井埠頭にかけての
貨物線や奥多摩がありますが…

今回は現在ホットな「豊洲」周辺を走っていた
東京都港湾局専用線を巡ります。

これもいわゆる貨物線の跡です。


現在の越中島貨物ターミナルを起点として
豊洲や芝浦などの沿岸部埋立地への
貨物を走行させていました。

臨港鉄道線らしく引き込み線が多数あり
全てを探すのは骨が折れそうなので
大元の「晴海線」を探してみようと
思います。


…てことで今日のスタートは
東西線の木場駅です。




少し歩くと越中島貨物駅の近くに着きます。

現在は道路に寸断され貨物ターミナル側には
車止めが設置されています。



道路を挟んで晴海側を見ると
都有地の看板と生い茂る雑草たち。


うーん
これは遺構を見つけるのは無理かな…。


さっきの場所からさらに晴海側へ
100mほど歩いてきました。


お!
マンションの傍らにしっかり残っています。

雑草の中に線路があり
ここから更に道路を挟んで廃線跡は
続いています。


緩いカーブを描きながら
着々と晴海埠頭へ進んでいく廃線。

ここらへんは線路は確認できません。


いまの緩いカーブを道路越しに。

そしてこの後ろ側に目を向けると…。


めっちゃあるやん。

不自然に一部分だけフェンスで囲まれている
場所に線路が残されていました。


この先は川なので最初の位置より
少し高い場所を走っています。


線路があった場所はここ。

何気ない街の中に
廃線路があるなんて誰が思うだろう…。

線路は川を渡り更に続きます。


如何にもな線路跡の活用方法。

ここも緩いカーブです。


さっきの現駐車場を抜けると
大きな川を渡ります。

よく見ると線路があったであろう場所に 
何やら人工物が。


これは橋の橋台のようです。

…にしても低くないですか?


海が近いので潮の満ち引きも
関係してくると思うけど、
船が通れるほどの高さがないような気が…。


晴海側は再開発が進み
線路跡は見受けられません。


おそらく廃線跡であろう直線。

いまはマンション周辺の散歩道に。


散歩道を抜けると開けた場所に
線路の跡が。

大抵こういったわざと残した系は
本来あった場所と若干のズレがありますが
この場所で分岐をしてた情報もあるので
強ち間違いではなさそうです。

そして今回は晴海線を巡る旅なので
この線路跡が示す方向が晴海線の
線路跡方向になります。


分岐跡周辺にあった地図を見てみると
再開発のビルが立ち並ぶなか、
鉄道橋の文字が。


豊洲エリアから晴海エリアへ移る際に
走っていた橋がそのまま残っていました。

この廃橋梁は結構有名ですね。

廃線に興味を持つ前から
何度か訪れたことがありました。
(当時は貨物線の廃線跡とは知らずに)


橋の末端は柵で閉ざされています。


昭和32年に作られたという
看板がありました。

そんな経っているのに撤去せず
そのまま残しているのは凄いですね。


橋の上にちっちゃい木が生えてます。


橋を見ながらやっと晴海埠頭に着きました。


橋の先はこのかなり広い空き地。

ここが晴海のヤードだったらしい。


ここのヤードから更に先へ
線路は伸びていましたが、

再開発で跡形も無くなった場所や
敷地内のような場所だったので
探索はここまでとします。


急速な発展著しい湾岸部に残る廃線跡。

今回見た数少ない遺構もいつまで残るか
微妙なところです。


…さて次はまた
廃シリーズin北海道を書きます('ω')


状態:★★★☆☆
行きやすさ:★★★☆☆

(撮影難易度は廃止しました)