「春の花」の撮り方シリーズが続いていますが、今回も代表的な春の花「ネモフィラ」の撮り方をご紹介していきます。一面に広がるブルーの絨毯。これは文句なしに綺麗ですよね。

今回は「ネモフィラの撮り方」についてお話します。
*「花のある風景写真」の記事はこちら↓
https://ameblo.jp/stereo-gn-ryoma/entry-12582227510.html?frm=theme


【春の花/ネモフィラ】

北アメリカ原産の一年草で、一面に広がるネモフィラは青空に負けないくらい鮮やかなブルーで、非常に写真映えする草花です。日本では「ひたち海浜公園」が有名ですね。


ネモフィラの見頃は4月半ば~5月半ばくらいで、その時期になると多くのアマチュアカメラマンが訪れることでしょう。


【ネモフィラの撮り方】
それではネモフィラの撮り方を写真を交えながら見ていきましょう。

①ネモフィラ畑を大胆に切り取る

一面に広がるネモフィラ畑を画面いっぱいに大胆に切り取ります。密集している部分をただ切り取るだけなんですが、これが画になるんです。パンフォーカスで写真全体をシャープに切り取るもよし、ボケ撮影でなだらかにボケていく表現もよしです。可愛らしいネモフィラが並んでいる姿はポップに写ります。

②青空と一面のネモフィラを撮る

こちらもよく見る青空とネモフィラのコラボレーション。ネモフィラから青空の境界線がなくなるくらいブルーが続きます。”抜けのいい”さわやかな風景写真となり、広角レンズでとにかく広大に撮りましょう。順光なら青空もより青々となります。パンフォーカスで撮る場合は、手前寄りにピント位置を持ってくると写真全体がよりくっきりシャープな印象になります。

③ワンポイントを入れて撮る

一面ネモフィラもいいんですが、何か一つ”ワンポイント”となるものを画面に入れると風景写真としてはバランスが良くなります。3分割構図や4分割構図、もしくは日の丸構図で撮っても画になりますね。
*構図に関する記事はこちら↓
https://ameblo.jp/stereo-gn-ryoma/entry-12542061943.html

④ほかの花で”色の対比”を見せる

写真のように近くに菜の花畑があるなら、画面に入れて”色の対比”を見せましょう。ネモフィラのブルーとそれに負けないくらい鮮やかな菜の花の黄色の対比は、お互いの色をより際立たせてくれます。鮮やかな色で魅せる写真は”春”ならではの写真ですね。

⑤真俯瞰で撮る

ネモフィラ写真と言えば「一面に咲くネモフィラ」の印象が強いと思います。しかし近づいてじっくり見てみると非常に可愛らしい花なんです。花弁はブルーのグラデーションが美しく、真俯瞰(まふかん)から一輪一輪を丁寧に切り取るのもいいかもしれません。その場合は形のいい健康的な花を選びましょう。


【PLフィルターで色鮮やかに撮る】

日中、太陽がさんさんと降り注ぐ中での撮影では、明るすぎるので花びらが”反射”して思いのほか花の色味が出ないことがあります。「PLフィルター」を使うと花びらの反射を抑えることができ、本来の鮮やかさが蘇ります。ネモフィラの鮮やかなブルーを強調したいのであればPLフィルターを使いましょう。青空も同様に色鮮やかになります。

*購入の際にはレンズ径をチェックしましょう。


【ネモフィラの撮り方まとめ】
ネモフィラの見頃は4月半ばから5月半ば
一面に咲くネモフィラは写真映えする春の草花
●ネモフィラを大胆に切り取るとポップに写る
●青空とネモフィラの風景写真は広大に撮ろう
●ネモフィラ畑にワンポイントを入れるとバランスがいい
●ほかの花との”色の対比”も春らしい写真になる
●ネモフィラ一輪一輪も可愛らしい写真となる
PLフィルターでネモフィラも青空も色鮮やかになる



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【詳細】 https://stereo-gn.com/photo