写真の構図の基本
写真の代表する構図は大体7つくらいあります。
今回は一般的によく使われる2分割法/3分割法/4分割法の構図を
解説していきます。
ただ、きっちりとこの構図に当てまめないといけないわけではなく
あくまでも構図はガイドラインとして考えてください。
「2分割法/3分割法/4分割法」
前回の記事「横位置構図と縦位置構図/アスペクト比」はこちら↓
https://ameblo.jp/stereo-gn-ryoma/entry-12541714938.html?frm=theme
【2分割法】
●カメラの画面の縦横を均等に2分割し、その分割線上に
水平線や垂直線を合わせて撮影する構図です。
一本の分割線で均等に分けることで写真がスッキリし
バランスの取れた安定感のある構図となります。
ポイントは分割線が水平垂直であること。
地平線や水平線、建築物を撮るときは水平を保つのが基本です。
少しでも斜めってたら写真に違和感が出てしまうので注意しましょう。
①2分割構図/地平線
分割線から上の遠景と下の近景が5:5の配分なので、
遠景と近景のどちらにも目が留まり、バランスがいいですね。
配分が変わると写真のメインの主題が切り替わります。
②2分割構図/水平線
やはり5:5の配分なので空と海のバランスは取れていて、
写真の構成はスッキリしていて安定感がありますね。
【3分割法】
●カメラの画面の縦横を均等に3分割し、その分割線上にラインを合わせる
もしくは分割線の”交点”に主要な被写体を配置する構図です。
被写体の周囲に広い空間を作りたい場合に有効で
かつ、バランスの取れた安定感のある構図になります。
ポイントは配置した被写体の顔の向いている方に空間を設けること
人物だけでなく動物や植物、建築物でも顔の向いてる方に間をあけると
安心感があります。逆だと窮屈で違和感があるでしょう。
①3分割法/交点に野鳥
野鳥が向ている”写真の左側”に空間を設けることで違和感ありません。
野鳥の周囲の状況も広い空間を設けることで表現できます。
②3分割法/分割線上に水平線
空、岸壁よりも海、砂浜の方が広範囲に撮影されているので
写真的には”広い砂浜”と”美しい海”いう印象になります。
【4分割法】
2分割3分割と同様に均等に4分割し、その分割線上にラインを
合わせたり、交点に被写体を配置する構図になります。
空間が広大になるので広々とした景色やよりインパクトのある写真に
仕上げることができます。一風変わったオシャレな構図となります。
ポイントは大胆に躊躇なく撮ること
いっけん違和感のある構図ですので躊躇しがちになるんですが、
あとで見返すと”お気に入りの一枚”になるかもしれませんね^^
①4分割法/交点に地蔵
①は4分割法の交点に地蔵を配置しました。
苔の生えた斜面にいる地蔵。ズームして撮りがちなんですが、
そうするとインパクトに欠けるので4分割法にしました。
②4分割法/交点にコスモス
②は縦位置構図ですが、これも4分割法でコスモスを撮影しました。
コスモスの”のびやか”なイメージがより強調されています。
撮影時は違和感があるんですが、大胆に行きましょう!
*「グリッド線」を表示すると撮影しやすいです。
【写真の基本構図#2まとめ】
●2分割法:画面を2分割し被写体を配置
バランスの取れた安定感のある構図で水平垂直を意識する
●3分割法:画面を3分割し被写体を配置
被写体と空間のバランスを取る構図で被写体の向いてる方に間をとる
●4分割法:画面を4分割し被写体を配置
広大な空間と小さい被写体との構図でインパクト重視で臨む
●カメラのグリッド線を有効活用しよう
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
写真の構図関連動画
写真が上手くなる構図の話
写真の構図を極める!構図を超えていけVOL.1
写真の構図を極める!構図を超えていけVOL.2
構図が良くなるための誰でも出来るトレーニング方法