朝晩涼しくなり、紅葉も徐々に色づき始める今日この頃。
広角レンズで風景撮影したくなる季節ですよね!
今回は「広角レンズで風景を撮る」というお話です。
【レンズの種類を解説】
広大な景色を広い画角で写真に収めることができる広角レンズ。
まずはレンズの種類を見ていきましょう。
一眼カメラのレンズは...
「単焦点レンズ」と「ズームレンズ」の2種類があります。
単焦点レンズは焦点距離によって...
●広角レンズ:35㎜以下
●標準レンズ:35㎜~100㎜
●望遠レンズ:100㎜以上
とおおよそ区分されています。
ズームレンズも焦点距離によって...
●広角ズームレンズ:50㎜未満のズーム域
●標準ズームレンズ:50㎜を含むズーム域
●望遠ズームレンズ:50㎜より上のズーム域
とおおよそ区分されています。
例えば、マイクロフォーサーズ用レンズ「M.ZUIKO12-40㎜f2.8Pro」ならば、
35㎜換算で24㎜~80㎜となります。
ズーム域が50㎜を含んでいるので「標準ズームレンズ」となります。
【広角レンズの特徴と効果】
●広大な風景を「端から端まで広範囲にわたって写し出す」ことができます。
●人間の見た目よりも広範囲の画角になります。
「肉眼の視野角は焦点距離35㎜程」なのでそれ以下の焦点距離では、
おそらく人間が普段目にしない印象的な景色になるでしょう!
●パース(パースペクティブ)が付きやすく”奥行き”や”遠近感”が表現できます。
●パースにより「近景が大きく」写り、「遠景が小さく」写るため、
迫力が出てダイナミックな写真になります。
●被写界深度が深く、比較的ピントが合いやすい。
●画角内に多くのものを写せる分、逆に「構図力」が問われます。
*つまり”広大な風景をダイナミック”に撮影できるということです。
【広角レンズで写真撮影】
それでは写真を見ていきましょう。
①大阪城公園
①大阪城公園を広角レンズで撮影
広大な園内に訪れている人々と遠くに見える大阪城がしっかりと画角内に収まっています。
多くの情報を一度に写し出すことができます。
②下鴨神社
②京都の下鴨神社を広角レンズで撮影
広角レンズでローアングルで撮ると”パース”がついて迫力が出ますね!
広角ズームレンズだと、さらに構図を微調整できます。
【広角レンズで風景撮影まとめ】
●広角レンズ:35㎜以下の単焦点レンズ
●肉眼より広範囲に写し出せる
●パースが効いて奥行きを表現できる
●パースにより近景が大きく、遠景が小さく写せる
●ローアングルでダイナミックな表現ができる
●被写界深度が深く、比較的ピントが合いやすい
●画角が広い分多くの被写体が写り、構図力が要る
●風景撮影には非常に便利なレンズである
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