前回書いた通り、療育手帳の更新検査で基準から外れたタマゴロウです。
検査は母子分離で行われるので、どんな出題だったかは基本わかりません。(対策とかできちゃってもいかんし)結果のフィードバックはありますが、個々の設問を具体的に教えてもらえることはありません。
今回の検査は田中ビネー。自治体の検査では採用されることが多いようです。ちなみに、就学相談会のときはタマゴロウは「最初につみきで遊んだ」と言っていたので、おそらくK式検査ではないかな?と思います。
田中ビネーフィードバック面談の時に先生がおっしゃっていたのが以下の内容です。
最初に、年齢相応(タマゴロウは7歳)の課題を実施。
全課題通過(全問◯)か、不通過(✕)があるかで対応が変わる。
◯✕両方ある場合は、年齢より下の課題を6歳、5歳…と順にこなす。全問◯になる年齢で止める。
逆に、年齢より上の課題も同様に実施。8歳、9歳…と実施して全問✕になる年齢で止める。
前回、5歳(年中)で実施したときは、
3歳→◯
4,5歳→◯✕
6歳→✕
だったそうです。I.Q85。
2年たち、今回の更新では
3歳→◯
4歳→ほぼ◯、1個だけ✕
5,6,7,8歳→◯✕
9歳→✕
という結果だったそうです。I.Q87。
一つ前の投稿にも書きましたが、居住の自治体では軽度知的障害の療育手帳が取れるのは、特例をあわせても85までなので、今回は手帳非該当という判定でした。
この検査自体は、手帳をもらうかどうか、という判定のために受けているものなので、全体の平均数字が重視されますが、実際、タマゴロウと接していくにあたって、本当に注視すべきなのはそこではないと思っています…
ずばり
8歳の課題の一部解けてるのになんで4歳の課題でつまずいとるねん![]()
っていうとこです。年長でウィスクを初めて受けたときにも思ったことです。
つまり、得意不得意の凹凸がえぐいのです…(ウィスクの結果用紙には「有意な差」と書かれていた。つまり誤差や偶然の範囲の差ではない、顕著な能力差が項目によってあるということ。)
田中ビネーを実施した先生は具体的な設問は教えてはくれませんが、大まかなヒントをくれました。
得意なことは、言語理解、言葉での説明。
苦手なことは、手先を使うこと。点描写などの正確な模写。
想定内すぎて泣けてきます![]()
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年長のときのウィスクでも言語理解と処理速度の間に20くらいの開きがあると指摘されました。
いまの学校教育って、全部まんべんなくそこそこ得意、なタイプの子が最も生きやすい環境ですよね。(中学校で内申がいいタイプの、真面目にコツコツできる女の子が代表例)強烈な凸凹があると、どうしても凹を補強する方向になってしまいがち。
ただ、タマゴロウのようなタイプは、なるべく親が凸の部分を見つけて伸ばしていく方向で動くべきなのだろうと思います。
そのためにも、夢中になれるものをなるべくたくさん見つける。
改めてそう思いました。
療育手帳がなくなったことで、将来の進路の想定はある程度定まってきたように思います。
パターン1→小学校高学年までに普通級へ転籍、中学校は普通級で県立高校を受験
この場合、高校卒業後の進路は本人の希望次第、就労も基本は一般就労を目指すことになる
パターン2→中学校卒業まで情緒支援級に所属、私立高校か通信制高校か各種学校を受験
パターン2の場合は高学年頃に療育手帳再申請か、手帳取れない場合は精神のほうの手帳を申請。障害者枠での高卒就労を目指す。
高等特別支援学校は、ただでさえ超狭き門で(うちの地域の高等特別支援学校は超優秀で、就職率もヤンキー公立高校よりはるかに高い)、かつ療育手帳が取れてる前提になるので、ここに絞り込むのは現状リスクが高すぎるので、進路候補からは外れました。すごく雰囲気のいい学校で、いいなぁと思っていましたが仕方がない。
タマゴロウの得手不得手の凸凹差、および自閉傾向多動傾向とどう付き合っていくかが、今後たいせつになっていきます。