わたくし、集団登校の班の後ろに金魚のフンのようにくっつき、今日も付き添い登校中してます。


前に何回か書きましたが、今の小学校高学年の子たちって、入学してすぐにコロナ禍を経験していて、私語厳禁とかソーシャルディスタンスとかを徹底してしつけられてる世代。彼らが集団登校の班の班長になっている。なので、登校中はみんな無言で縦一直線に並んで歩いていて、歩きながらくっちゃべっている個は誰ひとりいない。こちらの班だけが特殊なわけではなく、全員そうみたい。通学路に何百人と並ぶ黄色の通学ぼうしの無言の縦列は、まさに圧巻。(笑)


1年生のタマゴロウは、6年生の班長ちゃんのすぐ後ろを歩く。10人ぐらいの班で、最後尾が副班長くん。私はその更に後ろ。なので、意外に先頭とはキョリがある。登校中に私がタマゴロウに声をかけたり、なにかサポートすることは原則ない。タマゴロウは自閉症なので、歩きながら独特の手をヒラヒラする動作などをしている時があるけど、前後の子に迷惑がかかるようなことは、今のところほぼ無さそう。


4月中は、教室に一緒に入って朝の支度を手伝っていたのですが、5月以降はそれをせずに教室の入口で先生に引き渡していました。そして今日からは、教室まで一緒にいかずに、昇降口でバイバイすることにしました。


昇降口から教室まではほんの短い距離なのですけど、タマゴロウが自分ひとりで廊下を歩くことになります。これってタマゴロウ的にはすごいことで、今まで移動するときは常に誰か大人がそばにいる状態でした。


不安そうな顔でこちらを振り返るタマゴロウ。「ママもいっしょにいこう。」


でも、私は昇降口を上がらず、タマゴロウは自力で行きました。


よく頑張った。


徐々にその一人で歩く距離を、正門の前から、などと伸ばしていき、最終的には班の出発のときにバイバイできるようにしていく予定です。


まあ卒業まで6年あるんで、焦りすぎず気長に。様子を見ながら。