タマゴロウの保育園、今年の秋は、

運動会と、お遊戯の発表会があったんですけど、

今年は、どちらも参加しませんでした。


数か月前、日程が発表されたときに、

児童発達支援の事業所へ通っている時間帯とかぶってたのが分かって、

考えた結果、当日は保育園へ行かずに、児発へ行くことを決めて、先生に伝えました。

(児発をお休みにして、発表会に参加することも、

当然できたのですけど、敢えてそれをしませんでした。)


恐らく保育園の先生方は、タマゴロウを参加させるとすれば、どのような形にするか悩まれていただろうと思うので、

参加をしないことが分かって、ホッとされたのではないかな。


タマゴロウ本人が嫌で、

先生も悩まれていて、

わたしも直視するのが辛い、行事ごと。

これでよかったんだと、欠席でいいんだと、自分に言い聞かせて、納得させる。


逃げちゃったかな。


頑張った方が良かったかな。



私は30歳ぐらいまで、努力至上主義な人間で、

頑張ったら報われる、努力は実る、思いは通じると

がむしゃらに努力をするタイプでした。

一度逃げたら、逃げぐせがついてしまう。と、本気で考えていました。

30代に入って、自分の努力だけではどうにもならない出来事があると初めて実感したのは、不妊治療でした。

何年もこどもが欲しいのに、病院に行っても授からないのに、

望んでもないのに妊娠する男女だっている。


なにもしないことを頑張れと言われた経験も、わたしの人生観を変えました。

タマゴロウの妊娠中、切迫流産で入院したときのことです。

座ることすらダメ、ずっと寝てなさいと言われ、

「赤ちゃんのために、ずっと寝てて。頑張れ」

約1ヶ月、ほぼ寝たきりに近い生活を送った結果、タマゴロウは正産期に誕生できました。


タマゴロウが生まれてからは、

うまく行かないことの連続。

私の努力が足りないせい?

と落ち込んだこともありましたが、

それだけではないらしい、と徐々に思えるようになって、いまに至ります。





今回は、逃げてしまいました。わたしもタマゴロウも。


でも、41歳の今の私は、

逃げたっていいじゃないか。と思っています。


それで、タマゴロウも先生もわたしも、みんな笑顔でいられるなら、いいじゃない。


でも、私の心の隅で、少しチクッとなにかが刺さったような、そんな痛みを感じた、発表会の朝でした。




さぁ!凹んでる場合じゃない!

窓そうじするぜグラサン

(カラ元気)