こんにちは。音楽を通して

 

幸せな園づくりをサポートするStepの山本です。

 

 

今日はいつもより長めのお話しです♪

 

 

今日はいつもとはちょっと違うお話から始めましょう。

 

 

私の友人はアルバイトで

 

コンビニで販売されているお弁当やおにぎりを製造する食品工場で働いています。

 

 

こういった工場は

 

何時までに〇〇弁当を3000食出荷・・・と

 

タイムテーブルがきっちり決まっていて

 

常に時間との闘いで作業をするそうです。

 

 

 

 

長いベルトコンベアーに十数人が並び

 

空の箱に1つずつ食材が詰められるそうですが

 

盛り付けの角度や重量など

 

コンビニ企業からの指示通りに出来ないと出荷も出来ないとか

 

また月に何度も新メニューが入るそうで

 

長年、勤務されている方でも

 

大きなストレスと戦いながら作業をする状態とのことでした。

 

 

 

同じ工場でも社員や長年勤務されている方とは違い

 

アルバイトで入ると

 

製造状況に合わせて

 

たくさんある製造ラインのあらゆる作業の補助として入るそうです。

 

 

 

長年定番メニューのラインに入っている方は簡単な作業でも

 

アルバイトでやった事の無い作業を

 

製造ラインの流れの一部を担当するのは

 

自分の所で止まってしまったら大変!と

 

心身共に社員の方の何倍ものストレス状態になるそうです。

 

 

そんな中でのエピソードで

 

強く印象に残った事があります。

 

 

アルバイトの人が呼ばれて

 

例えば

 

「このハンバーグの上に全体的にソースをかけて」

 

とだけ言われ

 

製造ラインがスタートします。

 

 

 

自分なりにモデルの写真を見てやっていると

 

「ちょっと、そこのアルバイトさん!

 

ソースは周りの野菜にかからないようにしてよ!」

 

 

「ちょっと!ソースの人!

 

 もうちょっときれいにかけてよ!」

 

 

という声が製造ラインで

 

その友人の後の社員の方から飛んで来るそうです。

 

 

 

彼女は

 

「すみません!」

 

と言いながら

 

お弁当が流れてくる度

 

一生懸命作業に取り組みますが

 

またラインの後ろの方から

 

「ちょっと!ソースの人!

 

注意されてる事 分かってる?」

 

と声が飛んで来るとか・・・えーん

 

 

彼女は精神的に更に緊張し

 

慌ててしまい

 

ソースをこぼしたりし

 

一商品が流れる間の数十分間は

 

泣きそうな気持ちで作業をするそうです。

 

 

 

私はこのエピソードを聞いて

 

単純に

 

出来ないのは指示不足

 

だと思いました。

 

 

 

 

 

「ハンバーグにソースをかけて」

 

 

 

 

だけで作業が始まっては

 

具体的にどうすればよいのか分かりませんし

 

言われた方は

 

自分なりの解釈で

 

真面目に一生懸命取り組みます。

 

 

 

指示する方は

 

とにかく出荷時間に追われているので

 

「とにかくやってみて

 

おかしな所があれば注意すればいい・・・」

 

という気持ちもあるかもしれません。

 

 

 

 

 

でも

 

言われた方からすると

 

作業の注意のみ以上に

 

精神的な痛みが生じてしまいますし

 

萎縮してしまい

 

冷静なら出来る事も

 

パニックのような状態になり出来なくなってしまいます。

 

 

 

なぜ今回この様なエピソードを

 

このブログでお話するか・・・?

 

というと

 

私自身が

 

園の現場でも同様の事が起きているのでは・・・?

 

と感じるからなのです。

 

 

ある保育士さんから聞いた話です。

 

 

お遊戯会で年少さんがタンブリンを叩く練習で

 

右利きなのに右手でタンブリンを持ってしまい

 

左手でリズムに乗れずに叩いていました。

 

 

クラス全員で並んで叩いている中で

 

その子の事を見た先生が

 

「○○ちゃん

 

先生 右手で持って言ったよね!

 

お友達とタンブリンを叩くリズムがずれてる!」

 

 

と離れた所から大きな声で言ったのです。

 

 

 

すると○○ちゃんは

 

ますますリズムが合わなくなり

 

また

 

それを見た先生がクスッと笑ってしまったため

 

普段から内向的な○○ちゃんは

 

泣きだしてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

これもハッキリ言うと

 

指導者の指示不足

 

なのです。

 

 

 

 

 

前回のブログでもお話ししましたが

 

課題に必要なタスクを考えると

 

今回の場合は

 

右手と左手を理解しておいた方がいいですよね?

 

 

※前回ブログ

~子どもの力を信じよう~ お遊戯会・生活発表会を控えて不安な先生方へ!

 

https://ameblo.jp/stepsupportststem/entry-12329496135.html

 

 

 

 

 

 

そして

 

何より一番考えなければいけないのは

 

 

どうして○○ちゃんが泣きたくなったのか・・・?

 

 

なのです。

 

 

 

 

タンブリンは練習すれば

 

その内

 

ちゃんと出来るようになります音譜

 

 

 

大切なのは

 

 

その取り組む過程での子どもの気持ち

 

 

なのです。

 

 

 

 

 

ここで先生の言動が

 

4歳の内向的な○○ちゃんの心にどう伝わったか?

 

を考えてみましょう。

 

 

 

 

クラス全員いる中で大きな声で注意され

 

真っ先に○○ちゃんの心理で立ち上がる事は

 

 

「先生に怒られた」

 

 

という先生の感情です。

 

 

 

それから

 

「私は先生を好きなのに先生は私を嫌いなんだ」

 

「先生に怒られた自分は悪い子・ダメな子」

 

「先生が怖い」

 

「みんなは注意されていないのに私だけ名指しで注意された」

 

「悲しい」

 

 

こういった感情が打ち上げ花火の様に立ち上がります。

 

 

 

そうです。

 

 

 

タンブリンを左手で持つ

 

 

 

 

 

 

リズムが合わない

 

 

 

 

 

 

 

ではないのです。

 

 

 

 

こんな風に

 

 

心が傷付くと

 

 

冷静な時に簡単な事も出来なくなり

 

 

 

 

負のスパイラルに入ってしまいます。

 

 

 

 

 

もしお手洗いに行きたくなっても言い出せずに

 

 

 

おもらししてしまう事もあるかもしれませんえーん

 

 

 

大人でも

 

 

追いつめられると

 

 

何も出来なくなってしまいますよね・・・

 

 

 

 

 

 

 

お遊戯会や音楽会が迫ってくると

 

分かってはいても

 

先生方の中で

 

 

子どもを一人の立派な人格として

 

 

心を遣いながらの言葉掛けや対応が

 

 

出来なくなる時があるかもしれません。

 

 

これは保護者が子ども達に話す時も同じですね。

 

 

それから

 

子どもが泣いている時に

 

 

「泣かなくていいよ~」

 

 

と言ったり

 

 

 

理由はどうであれ

 

心が傷付いたり

 

悲しい状況を一瞬でも笑ってしまうと

 

 

子どもの自尊心や自己肯定感

 

 

一瞬で無くなってしまいます。

 

 

 

子どもの痛みを汲取り

 

承認する事が最優先ですよね。

 

※以前書いたブログです

  参考まで

 

泣いている子どもを笑わない ~節分・なまはげ 日本の文化~

 

https://ameblo.jp/stepsupportststem/entry-12261952213.html

 

 

 

先生がお遊戯会などの指導で

 

本番の仕上がりに集中してしまい

 

子ども達が出来ない理由を分析し

 

もう一度立ち止まり

 

指導不足な部分を区切って

 

ゆっくりおさらいしたりする事を忘れる事があるかもしれません。

 

 

 

保育の重要な行事前の指導で起きそうなこの状況と

 

今日のブログの始めにお話しした

 

食品工場のエピソードは

 

とても共通点が多い状況ではないでしょうか・・・?

 

 

 

未満児さんでも

 

 

年少さんでも年齢問わず

 

 

一人一人の顔や家庭環境が違う様に

 

 

心の状態

 

 

感受性

 

 

繊細さ

 

 

も違いますよね。

 

 

 

 

私達は

 

 

「先生」と呼ばれるプロフェッショナル

 

 

なのです。

 

 

 

 

 

就学前は

 

 

心を育てるのが一番の使命

 

 

なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「慌てる」

 

 

という漢字は

 

 

「心が荒れる」

 

 

と書きますよね。

 

 

 

 

 

 

また

 

 

言霊(ことだま)

 

 

とは

 

一般的には日本において

 

言葉に宿ると信じられた霊的な力のこと’

 

 

 

とも言われます。

 

 

 

 

 

お遊戯会や音楽会を控え

 

園児の指導に合わせ

 

膨大な準備作業も直前まであるかと思いますが

 

 

 

 

先生自身が

 

 

 

 

心が荒れる事無く

 

 

 

 

いつも笑顔で

 

 

 

「いいね~!」

 

 

「大丈夫!」

 

 

 

 

子ども達の心に栄養を送りながら

 

 

接していると

 

 

きっと一番Happyになるのは

 

 

先生自身かもしれませんよドキドキ

 

 

 

 

もし本番を控えて

 

煮詰まっている先生がいらしゃれば

 

一度立ち止まって

 

自分自身の中のガス抜きをしてみてはいかがでしょう?

 

 

 

 

少し前まで何も出来なかった子ども達が

 

 

出来る様になった事を考えると

 

 

子ども達も先生も

 

 

それだけで

 

 

はなまるキラキラ

 

 

なのですウインク

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。


明日もきっといい日になりますようにキラキラ

 

 

 

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