この度、『ここに生まれついて』の歌唱指導チーフを務めさせていただきました、慶應義塾大学文学部4年の白石温です!!!
こちらのブログでは、今回歌唱指導部としてこだわったポイントを、ネタバレに気をつけながら紹介していきます🔥
まず、歌唱チって毎日稽古に行く以外に何をしてるの?という疑問を持たれている方も多いと思うので、ざっくりとチーフのお仕事を紹介していきます♪
①音域表の作成
役者一人ひとりの声を聞いて、どの音まで綺麗に出せて、どこから裏声に切り替わり、どこまでミックスで持っていけるのかを、作曲さんに分かりやすいように全員分表にまとめます!
今回はM(ミュージカルナンバー)毎に、使って欲しい音域を変えて表記しました✨
②M会議前会議
STEPSには「M会議」といってMについて脚演・作曲・振付・歌唱のそれぞれのサブとすり合わせを行う会議があるのですが、そのM会議の前に、各チーフが集まって、すべてのMの方向性、歌詞の文字数、長さ、役割などについて話し合います。12月の深夜に会議をしたのですが、夜が苦手な私にとってはかなりの苦行でした。
③メロ精査
M会議が終わると作曲さんがどんどん進捗を上げてくれます。それに対してFBをするのもチーフのお仕事です。リプライズも含め、全18曲。作曲部の皆さんが毎日のように作業をしてくれていたので、四六時中スマホに齧り付いていました。
④ホールでの調節
小屋入り後は、実際にアルテリオで音を聞きながら、オケの音量を小さくしたいだとか、カゲコ(影コーラス)の声量を変えたい、リバーブをもっとかけたいなど、音響部さんと一緒に最高の音をお客様にお届けできるように調節を行います。しっかりと迫力も出しつつ、歌詞が絶対に聞こえる音量バランスを目指して、本番ギリギリまで音響チーフ、フェーダー担当と調整を試みました。過去イチの音が届けられたと思います!!!音響チーフの梅!!!最後までこだわらせてくれて本当にありがとう。
ここからは、今回私がこだわりまくった「表現」というものについて紹介していきます。
STEPSでは、役者に曲を覚えてもらう「音入れ」、そして強弱や感情などを指定する「表現入れ」というものを行なっています。
今回は、表現入れの前に担当の歌唱サブと一緒に表現をすり合わせる会を開催し、強弱や感情だけではなく、ビブラートやフォール、こぶしなどの技法も指定しました🔥
特に、主人公のアキと同郷のスター女優であるジーナに関しては、彼女自身の歌い方の癖を役者と一緒に考え、それを基準に表現をつけていきました🫶配信では、彼女が登場するMに是非注目していただけると嬉しいです!!!
ここまでこだわり抜けたのは支えてくれた補佐の皆さん、M陣チーフのりさことひまりん、役者のみんなのおかげです。本当に本当にありがとうございました!!!
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公演の概要は以下の通りです。
STEPS Musical Company 第66回本公演 『ここに生まれついて』
脚本 大山陽平
演出 斎藤航太
▷あらすじ
スランプに陥り、故郷の町へと逃げ帰ってきた駆け出しの劇作家アキ。
ところが、憂鬱に浸るアキをよそに友人たちは「天才脚本家」の帰還に大盛り上がり。アキは地元劇場の活気を取り戻したい彼らから新たな劇の創作を頼まれてしまう。
スランプ真っ只中、依頼に全く気乗りしないアキであったが、シンガー志望のうるさい同居人トトの登場、町から出たスター女優ジーナの帰郷、そして幽霊(?)の少女ナナとの出会い、とどんどん騒がしくなる日常に逃げ出す機会を逸していく。
しかしナナと次第に惹かれ合っていくアキはやがて一つの劇を思いつく。
クリスマスでの公演に向け沸き立つ町。その一方で、アキとナナの恋は思いもよらぬ方向へと向かいはじめる──。
「君を夜から連れ出そうとしたんだ」
「なら今ここで、私と一緒に逃げ出せる?」
▷出演
伊東和真 徳田百々香 大洞紗優香 小蔦柚歩 室井剛喜 高梨結衣 鈴木こころ 杉原弥奈 大江光輝 大石田倖太 前田和奏 安立琴音 漆畑帆南 長谷川万芳子 池尾京 島田晴野 山本治之進 中村毬白
▷日時
2025年
3/15(土) 12時30分〜
17時30分〜
3/16(日) 12時45分〜
★3月末より、STEPS Musical Company公式YouTubeチャンネルにて、アーカイブ配信予定!
▷会場
川崎市アートセンター アルテリオ小劇場
小田急線「新百合ヶ丘駅」北口より徒歩3分
