こんにちは。こんばんは。

2024年度夏公演『Seven』の衣装チーフです👗



私、実は去年の夏公演『クルタ・ランド』でも衣装チーフ(その時はWチーフだったので片割れ)を務めてました🏝️2回も同じセクションの本公演チーフなんてよくできるね、そう多くの人に言われました。去年の夏、やりきった感がすごくてもう本公演衣装チーフはいいやって思ってたのになんで今年もやったんだろう、、うーん、多分、私は衣装部のことが好きなんだと思います!



今回は例年以上に女子多めで思ったより真面目に?ハーゲンダッツを食べるという目標のもと活動していた衣装部ですが、無事59着もの衣装を舞台にのせることができました!✨本公演の衣装は平均40~50着(私調べ)。去年はWチーフで40着の衣装と戦ってたのに、今年はだいぶ成長しました。衣装部に参加してくれたみんなと、借り物の衣装として私物を提供してくれたステッパーに感謝です🥹




そんな今回の衣装の中から私がいつかどこかで言いたかった地味なお気に入りポイントを『Seven』にちなんで7つ紹介します!



①ダニエルのシャツのワインじみ🍷

多分ダニエルの半径2m以内に入らないと見えません。最前のお客様も気づかなかったでしょう。そして配信にもおそらくうつらないでしょう。

でもぶどうジュースを服にかけてみたり、小道具部さんたちが作ってたワイン色の絵の具をお借りしてみたりと、実は一番リアリティを追求したところだったり!?


②ジゼルの普段着のスパンコール🎤

黒無地ワンピースに黒無地カーディガン。ジャズバーの歌手にしてはさすがに地味なのでオシャレ上級者さん風のスカーフ。でも何かもう一捻り欲しい。

そう思いながら歩いてた時に駅ですれ違ったお姉さんがまさにジゼルの格好をしていました。あまりに服が当時のジゼルすぎて思わず三度見。でも何かが違う。そうです。さりげなく付いた黒スパンコールが光を反射してキラキラしていたのです!これだ!そう思って即LINEしました。

アルテリオの楽屋でみんなでちまちまと縫いつけた黒スパンコール。さりげないオシャレ上級者感を出せてたら嬉しいです。


③M3ダンサーのスカート

青いきらきらトップスに赤白スカートに金のリボン🇺🇸今回の衣装の一番の目玉と言っても過言では無いアメリカンなダンサーの衣装。実はスカートが二重になっているんです👀赤白スカート1枚だけでもパニエをはくでもない程よいボリュームを目指して、中に白いヒラヒラスカートを作ってはいてもらいました。

これ私のけっこうなこだわりです!気づいてくれる人はいるのかな?


④天国と地獄の対比

冒頭の最後の審判のシーンで出てくる天国と地獄の抽象存在。

女子役者の衣装が、天国は白いロングワンピースの上に白いレースのカーディガン、地獄は黒いレースシャツの上に黒い短いワンピースと対になっているんです。そんな素敵な衣装を考えてくれたのはなんと1年生!今後の活躍に期待ですね✨


⑤ニューヨーカーの赤蝶ネクタイ🦋‪

M4で1年生の男子役者がつけている蝶ネクタイ、実は2年生のチーフ補佐がダンサーのスカートの余り布で暇つぶしとして(?)作ったやつが可愛くて採用になったんです。天才か?


⑥新聞売りとノアのハンチング帽

ここまで読んでくれてる人の中に、22年度春公演『ムーンライト・クルーズ』と23年度春公演『テアトルマリオネット』を見たよって人はどれくらいいるのでしょうか。

そうなんです。実は新聞売りのハンチング帽はムンライのトーマス、ノアのハンチング帽はテアマリのゴシップのものをお借りしているんです🤭

受け継がれていくんですね、衣装も。


⑦出席者の燕尾服

パーティーのシーンで出席者が着ている燕尾服、見覚えありませんか?

そうです!あの22年度5月企画『エヴァンス家の人々』でアンソニーが着ていたものなんです!エヴァンスは私が初めてちゃんと衣装のチーフ補佐を全うして、いつか衣装チーフをやってみたいなと思った公演でもあります。感慨深いです。

受け継がれていくんですね、衣装も。あれ、Sevenにするために⑥と分けたのがバレちゃう。





つい長くなってしまいましたが、これらのポイントを頭に入れて、いつもよりちょーーっと衣装を意識しながら配信を楽しんでいただけると嬉しいです🎶





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STEPS Musical Company 第65回本公演 『Seven』

脚本 塚本愛理

演出 永利優妃

 

あらすじ

彼女は光に導かれ、光を消した。


死者が裁きを受ける最後の審判。ここに一人の罪人が神の審判を受ける。彼女の罪は殺人であった…

 空前の好景気にわく二十世紀はじめのニューヨーク。ワイナリーの二代目オーナーのルーカスは、事業拡大に向けた視察のため、ニューヨーク郊外の農村に訪れていた。そこで美しいピアノの音色に導かれ、地下室に閉じ込められた少女、セシリアに出会う。

 ルーカスはセシリアを地上へと連れ出し、煌びやかなマンハッタンの街へと誘う。そこでセシリアは多くの人と出会い、さまざまな出来事を通じて、人間の光と闇を知ることになる。

 外の世界で「何者かになりたい」。そう願ったセシリアの運命とは。



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9月14日から15日にかけて、ご来場下さった皆様に心より御礼申し上げます。

公演の模様はSTEPS Musical Company公式YouTubeチャンネルにて公開予定です。ご期待くださいませ。