ごきげんよう!
『テアトルマリオネット』でルイーゼ役を務める、商学部1年の村田理沙子と申します!
今回、同級生のミリー、アンネの可愛い取り巻き2人をつける、高飛車なお嬢様役ということで、お嬢さま言葉を使ってみました。安直ですみません。以後お見知り置きを♡(しつこい)
話は変わって。
今日から3月ですね。(ブログを書いていたら、3/2になっていました、ごめんあそばせ!)
稽古や役に向き合い、丹念に練習を重ねる日々も残り僅か...と思うと、寂しさも感じ始めております。そんな稽古も佳境に入った中で、最も難しくもやりがいを感じる練習があるのです。
.........それは、“裏芝居”です!
“裏芝居”とは、セリフをいう人の裏で、表情や動作、口パクの会話(時に声も出す)を通して芝居をすること。各々の心情に合わせて自由に演じられるため、役の個性を存分に発揮できます。その反面、セリフにどう反応するかなど、芝居の流れを作り、場面の雰囲気を下支えするという難しさも。日々課題に直面しながら、確実に、役者全員が裏芝居のバリエーションを増やし、個性豊かなキャラクターを表現しております!
私にとって“裏芝居”の魅力とは。
役としての「日常」を味わえることです。
私たちの「日常」は、意識せずとも自分らしさの色で溢れています。よく一緒にいる人、喧嘩する人、はたまたほとんど話さない人など....人と関わることで自らの人格が形成され、私たちを私たちらしくしています。
つまり裏芝居は、私にとって、ルイーゼとしての「日常」を紡ぎだす手段なのです。
今、ルイーゼは、目の前の先生の話を聞いているのだろうか。聞いていないとしたらどんな態度で、誰と話しているだろうか。よくよく考えた上で芝居すると、ルイーゼの「日常」を漠然と「暗記」するのではなく、身をもって「追体験」することができ、一層深みのあるキャラクターを生み出せると思っています!
観に来ていただくお客様には、全ての役者の“裏芝居”に秘めた努力と、垣間見える個性にもぜひとも注目していただきたいです!
それでは皆様、アルテリオでお会いしましょうね。ごきげんよう!
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STEPS Musical Company 第64回本公演 「テアトルマリオネット」
脚本 元谷瑞香
演出 薮内光
🩰あらすじ
──ちっぽけな僕らにできることはあるか。
今からそう遠くない昔、公平と幸福を謳う東の果ての小さな国に、平和を謳う子どもたちを養成する音楽学校があった。厳しい稽古に厳しい躾、外出すら滅多に許されない日々。そんな中でもささやかな幸せを忘れずに過ごす子どもたちだったが、ある日突然、学園の経営不振を理由に数名の生徒が追い出されると知らされる。
パニックに陥る仲間たちを救うために立ち上がったのは、歌の上手な孤児の少女ソフィア。だが彼女の些細な提案がさらなる事件を引き起こしてしまい……
自分自身で在るということ、心のままに生きること。
「そんなささやかな幸せを、誰も傷つけずに得ることはできないの?」
皆で笑い合える明日を勝ち取るため、音楽の力を信じた子供達が今、立ち上がる。
🩰場所
川崎市アートセンター アルテリオ小劇場
🩰日時
2024年3月16日(土) 16:30
17日(日) 12:45/18:00
18日(月) 12:45