春公演映像チーフの4年諏訪皓亮です。

 

STEPSでの活動の8割を動画編集に捧げた、かっこよく言えば編集職人です。

今回のチーフ活動を通して、自分は編集が好きだ、そして見てくれる人がいるからこそ続けられて来たんだと思いました。

 

自分でYouTubeチャンネルを開設して動画投稿したときもあったんですけどね。。

8本くらい投稿してぱったり止まりました。

 

 

未熟さ

 

僕は兼サーしていて、そっちではダンサーとして舞台に立っています。だからこそ、舞台、音響、照明を筆頭に学生が主体となって進めていくということのパワフルさを体感しています。

これは、チーフという一つ高い視点にいる(いなければならない)役職だからこそリアリティを感じるのだと思います。

 

本公演ともなると、1つのことに動く人数も多くなってきます。実はそのことに対し余裕をかましていた時期がありました。

 

映像部の中心的活動の1つであるPV制作、その中でもPV撮影のときのことです。

 

今回のPVは、

 

・劇中内のMを編曲し、それに合わせたシーン構成

・衣装が映えるセレブ&カップルの乗船前

・船の甲板を100均で再現したshearwaterの文字

・キャスト全員が登場する豪華なシーン

・宣伝美術部が作ってくれたタイトルロゴ

 

といったみどころがあるのですが、撮影場所が観光地にもなっている公園で、かつキャスト20人を動員するという規模感でした。

 

3時間が与えられた時間でしたが、3段階にわける”程度”のスケジュールしか考えていませんでした。怠けるというよりそれでいいと思っていたんです。

 

同期がそのことに危機感を感じ、夜な夜な時程を組んでくれました。

その細かさたるや!

芸能人のスケジュールかと思うようなハイパークオリティなスプレッドシートが出来上がったのです。

当日の動員も舞監を中心に考えてくれ、撮影当日はとてもスムーズにいきました。

 

めちゃめちゃ多くの人と労力がかかっているんだと素肌で感じた瞬間でした。

チーフを務めたからこそ体験できたことですし、社会人になってこうした能力が求められるんだろうなと学びになった期間でした。

感謝でしかないです。

 

気付き

 

事前に絵コンテを考え、撮影してくれた映像部メンバーのおかげで、編集しやすい映像が揃いました。そして編集していて気付いたことが。

 

 

自分にとっては、【有限】こそが力になっている

 

 

STEPSで長くやってきたことは、届いたすでにある映像を、【どのように編集するか】ということです。

撮影時に完璧なものなんて撮れない、だからこそ技術力でカバーしたり想像を超えてやろうと熱中できたのではないかと。

 

例えば、いままでは曲は最後にくっつけているだけの映像が多かったが、その際に違和感が多くなってしまっていました。

だからこそ、映像の速度メーターをいじってうまく視覚と聴覚が調和するように努めてきました。

今回は先に曲を決め、それに合わせて撮影を行ったので上記のようなことはほとんど起こりませんでした。

高品質な(ほぼいじらない)映像が完成した。いいものができた反面、編集が物足りないと感じてしまったのです。

 

さらに自分自身の活動を振り返ってみると、【限られたなかでいかに最高なものにするか】を考えて実行するときに自分の力が発揮されるのではないかということです。

 

最近マイブームの、どのクレカにするかを選ぶためにYouTubeを見漁るのも、限られた選択肢を克服しようとするのではなく、限られた範囲の中でいかに良いと思える選択肢を選ぶかに帰着します。

 

今回の春公演での活動においては、PV撮影のロケ地も、本番を撮影するカメラの予約も、考えすぎてギリギリになりすぎてしまったという背景があります。結果的にはよい選択肢だったように思いますが、危ない橋を渡ることになってしまいました。

 

元々いろいろと考え込むタイプですが、いろんな経験ができたなと思います。

辞めたくなったり病んだりすることは全くなく、でも悩んだことはありました。

最後の最後にSTEPSでの活動にコミットできてよかった、これが僕の中の一番の気持ちです。

 

 

こだわりの詰まったPV

ぜひとも見て頂きたいです。

一年前のPVが1000回再生を超えているので、それを超えたいです。

 

 

 

 

 

 

STEPS Musical Company 
2022年度春公演『ムーンライト・クルーズ』

2023年4月5日 21時より
公式YouTubeチャンネルにてプレミア公開予定⭐️
https://youtube.com/@stepsmc