「こんな時だからこそ」という言葉が嫌いです。
環境のせいで本来やりたかったことができないことの言い訳をしているような気がして。
苦しい、辛い状況を無理矢理肯定的に捉えているような気がして。
演出の曽我です。
私たちが「何としても1年ぶりに、舞台でミュージカルをするんだ」と走り始めた日から、早半年が経とうとしています。一時は、好転した感染の状況も再び悪化し、結局対面で活動できたのは、年末にやったオーディション稽古2回だけとなってしまいました。
「3/8に宣言が解除されたら10日ない準備でもなんとかできないだろうか。」
「最悪、ぶっつけ本番になったとしても、対面でやることに拘るべきでは。」
ここまで考えるくらい、ギリギリまで判断を粘りましたが、状況がすぐに好転する見込みもなく、対面での活動は断念することとなりました。
そこで、全編オンラインで制作した音声作品と振付MV動画を作ることが決まりました。
Zoomを繋げて画面の前で1人で行う「シバイ」に苦戦しながらも、約1ヶ月の稽古で役者のパフォーマンスは激変しました。
役者が録音、撮影した素材を、何人ものスタッフが明日の公開日を目指して急ピッチで編集してくれました。
そして、「こんな時だからこそ」作ることになった2つの作品は、「こんな時だからこそ」なんて修飾はいらない、確かなSTEPSの1ページになりました。
私たちを繋いでくれた作品が、今度は皆さんと私たちを繋いでくれるはずです。
いよいよ明日公開です。
作品をどうぞお楽しみください。
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慶應義塾大学STEPS Musical Company
第59回本公演
『VERNON』
脚本 井上遥
演出 曽我大晴
○あらすじ
18 世紀後期、ヨーロッパのとある街。
隣国のフランスでは革命の炎があがり、この街でも、次々と建ち並ぶ工場の煙で街が覆われ、重苦しい空気が流れている。
そんな街の隅に、書き物に没頭する一人の少女・ヴェラ。
ひとりぼっちだった彼女にできた初めての友だち。
「ヴェラ、今の社会に必要とされているのってこういう本なんじゃないかしら。」
言葉通り、彼女の本で変わっていく世界。 しかし変わりゆく社会は、ヴェラが思いもしなかった事態を引き起こす。
かつて多くの芸術家たちが集い、創作へと向かった街で起こった 社会秩序と芸術の対立。
彼らが選んだ運命とはー
○日時
3月14日(日) 19:00-
○場所
STEPS Musical Company公式YouTubeチャンネル
○料金
無料
本編の視聴は無料となっておりますが、STEPS Musical Company公式LINEアカウントに登録していただくことで、本番までのカウントダウンや各種情報、グッズ販売、デジタルパンフレットなどのコンテンツをお楽しみいただけます。公式LINEアカウントはチラシの裏面のQRコードまたは公式ツイッター内のツイートから登録可能です。
また、STEPS応援パックとして当パン・本チラ・チケットのセットを販売いたしますので、ぜひご購入をご検討ください。
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