北川恵海の小説を映画化。監督は成島出。
ブラック企業で営業職をしている隆は毎日の仕事が憂鬱。気持ちが行き詰まってしまい電車のホームから落ちる寸前のところを謎の青年に助けられます。
青年は隆と小学校で同級生だったヤマモトと名乗り、凹んでいる隆を励まします。
ヤマモトの影響で前向きに変わってゆく隆ですが、そのうちに彼が本当は同級生ではなかったとわかります。そしてふたりは…?
謎の青年、ヤマモト役に福士蒼汰。関西の言葉と南の島バヌアツの言葉を喋るんだけどすごく上手でなに人かわからないぐらいです。
真面目な隆の役は工藤阿須加。表情の微妙な変化が良かったですね。
隆の山梨の両親が森口瑤子と池田成志、この両親すごく良いんです。成志さんがこんなに大きな子供のいる役なんて最初わからなくて、これ似てるけど誰?となりすごい驚きました。
後半はヤマモトの真実が明らかになり、隆もさらに変わってゆき、苦しい状況の中で生きてゆく、選びとる、希望を持つ、というようなことが作品のテーマになってるかと思います。
人の生き方、働き方に迫る深い内容、良かったです。
友情の素晴らしさもしっかり描き、ラストまで静かな感動を呼ぶ作品。