荻上直子監督の最新作。
小学校5年生の少女トモは母親に家出をされて叔父のマキオの家に身を寄せます。マキオの恋人のリンコは男性から女性に性別適合手術を受けたトランスジェンダー。3人での生活が始まります…。
最初、タイトルの彼らが本気で編むときは、という意味がわからないんですが、この編み物が物語の中ですごく重要になってきます。
リンコが編んでいて、トモに教え、トモがマキオに教え、最後みんなで編むんだけど、黙って並んで編んでいるところ好きですね。これ、戦ってるんだけどね。
本当は、トランスジェンダーのリンコさんの気持ちは本人にしかわからないこと。それを愛するマキオにもマキオの気持ちがあり、母親に捨てられたトモにもトモの気持ちがあり、男に走るトモの母親にもどうにもならない本人の気持ちがあり…。
人の気持ちってわかるの難しいです。綺麗事でないよ。でも、大切な人について何かを感じたり、考えたり、あるいは単にそばにいる、ということはできるわけで。
そういう、言葉にも映像にもなりにくいものを描いたところ評価したいです。
生田斗真の女性っぷりすごく良かったですね。映画を見終わった後心の中で何かが始まるような作品。