ちょっとウルッときちゃったよ | すべて世は事も無し

すべて世は事も無し

私が「うつ」の沼に足を踏み入れそうになった時に思い出した詩の一遍です。
遥か大空の向こうから見下ろせば、些末な事。
大丈夫!自分を取り戻し、前を向こう!!
「すべて世は事も無し」と言える位に・・・。

母の日の日曜日、世間ではプレゼントやお祝い用オードブルなどで派手にアピールをしていた。花束



まぁ、そんな行事(?)はウチには関係ないけどね。



異界の住人は、子供に対しても誕生日やクリスマスを「ただの普通の日」と言える人間だ。

何とか私一人でお誕生日やクリスマスのお祝いをしても、異界の住人の醸し出す無関心オーラの中、「楽しい・嬉しい日である」と子供達の記憶には残らなかっただろう。

だから、そう言う日に自分から気付いて「お祝いしよう」なんて感覚もない。




その日、私は次男に

「買い物に行ったらスーパで母の日一色になっていたよ」

と何気に話した。ただの話題のつもりで、別にプレゼントを要求したわけではない。


次男は「ふ〜ん」という感じで、

「母の日って、今時パーティなんかするんだ?」

とだけ言って他人事の様な返事。


外交的な長男は、お誕生日プレゼントなどを自分からくれる様な子に育ったが、次男はそういう感覚があまりなかった。




ところが・・・


その日の次男のバイト終わりに。



迎えに行った私に対して

にやり「はい。母の日だからハーゲンダッツ買って来たよ。」

と、ポリ袋に入ったアイスを見せてくれた。



次男は、私が昼間話していた母の日の話しを記憶していて、わざわざバイト先のスーパーで帰り際に買って来てくれたのだ。


アイスは2つ。(次男と私の分だけ。異界の住人の分はない)

ニコ「抹茶味は僕のね。バニラにチョコ入り味?のは何がいいかわからなかったから買ったけど、嫌だったら僕の抹茶味の食べてもいいよ。」

こんな気遣いまでしてくれた。びっくり



「その程度の事?」

って普通の人は感じるだろう。



そう。

普通なら、こんな事は何も珍しい事ではない。

よくあるシーンの一つだけれど。



けれど、次男にとってはなかなか凄い事なのだ。

なにせ、自分の事でさえもよっぽどでなければ「面倒臭い」

が先に立ち、バイト終わりに自分のスーパーでさえ買い物なんてして来ない子なのだから。


それがわざわざバイト終わりに売り場に戻り、アイスを買いに行ってくれたなんて!


たった200円ちょっとの物だけれど、プレゼントって本当は値段じゃないんだよね。


大切なのは、相手が自分の事を思ってくれて、自分のために考えてくれた物。

「自分に向かう気持ち」

なんだと思う。


そりゃあ、もうちょっと高い物でもと言う意見もあるだろうけれど、

私か欲しい物は値段ではなく「気持ち」なので、今回の次男のプレゼントは本当に、本当に嬉しかった。プレゼントおねがい




ほら、異界の住人ができない事を次男はできるんだよ!えー

子供達の方が成長してる。学んでいる。



ありがとう次男!ラブラブ

買ってくれたアイス。思い出に取っておきたい位だけど暑いから食べちゃおうてへぺろ