子殺し | すべて世は事も無し

すべて世は事も無し

私が「うつ」の沼に足を踏み入れそうになった時に思い出した詩の一遍です。
遥か大空の向こうから見下ろせば、些末な事。
大丈夫!自分を取り戻し、前を向こう!!
「すべて世は事も無し」と言える位に・・・。

子供が生まれて、とても手がかかって大変だった頃。

 
TVでは、母親が子供を虐待死させたと言うニュースがよく流れていた。
 
それを見ていた異界の住人が、私に投げかけた言葉・・・。
ただ、ふっと本人は思った事を口にしただけかも知れない。
 
けれど私は絶対忘れない。
それ程私は傷ついたのだ。
 
彼はニヤニヤしながらこう言った。
「フッ。君も虐待して子供を殺さないようにしないとね。」
 
 
 
・・・。
『君?私が?』
『私が子殺しする可能性がある様に見えるって?』
・・・。
 
「どう言う意味?」
「えっ?いや。気を付けろって言っただけだ。」
「私だけがやるの?普通、お互いに気を付けないとなじゃないの?」
「オレはそんな事しないし。何ムキになってんの?」
ニヤニヤしている。
「私は頑張って育児してるのに、その言い方酷いんじゃないの?」
「いや、ただ気を付けろって言うだけだよ。何でいちいち突っかかるの?それ位の事で。」
 
必死になって、自分がフラフラになりながらも子供の命を守り育てている人に対し、冗談では済まされない発言。
 
いっぱいいっぱいで頑張っている相手に更に鞭打つような言葉をニヤニヤ顔で投げかけ、傷ついたと言えば、謝るどころか勝手に傷ついたこっちがおかしいと言う。
 
 
24時間神経を張り巡らせて、小さな命を守りながらちゃんと育てようと頑張っている人なら、そんな発言は出来ないはず。
その姿をしっかり見ている家族ならそんな事は言えないはず。
 
異界の住人は自分の頭の中では
「自分も育児参加している」
風を装っているが、育児は事務的作業ではない。
自分の都合の良い時だけ関わって「育児しています」で済むわけがない。
責任を背負って行動していないのだから、相手の必死さなんか伝わらない。
何が相手を傷つける発言なのかすら気付かないし、気をつけようともしない。
 
彼は、人が必死で頑張っている姿なんか目に入らない。
彼の中には「相手の気持ち」なんて言うものが入る余地はない。
自分の身に置き換えて相手の状況を考える事も出来ない人。
 
 
彼の様な存在が、全てではないにしろ育児ストレスを助長させ、子殺し・虐待の引き金になっている可能性はあると思う。
 
それ程育児中の女性の心はデリケートになっているのに・・・。