異界の住人の住むところ | すべて世は事も無し

すべて世は事も無し

私が「うつ」の沼に足を踏み入れそうになった時に思い出した詩の一遍です。
遥か大空の向こうから見下ろせば、些末な事。
大丈夫!自分を取り戻し、前を向こう!!
「すべて世は事も無し」と言える位に・・・。

善意フィルターを外した私から見た異界の住人は、常に直径1メートル程の、自分だけの小さな世界に閉じこもっている様に見える。

そこはとても(精神的に)安全で、自分の好きな考えにふける事ができる快適な場所。

 

眼の前に異界の住人は確かにいる。だけどその周辺には何かモヤモヤとした奇妙な物が取り巻いている感じがする。

イメージとしては、マジックミラーか、時空のずれの様な感じ。

 

そのモヤモヤとした壁は透明なので、周囲から異界の住人はよく見えるが、異界の住人側からは外が見えない様になっている。

 

その壁には窓ではなく小さな穴が開いていて、時々その穴から外側の世界を覗いている。

小さな穴から覗いているので、外の世界で起きている全体像はわからない。自分のその穴から見える範囲の事しかわからないので、自分勝手に推測し物事を判断する状態になっている。

 

すごいことに、その壁は異界の住人の興味のあるキーワードに反応し、選択的にその小さな世界に増幅して聞こえる様になっている。

逆に、興味のない事、自分の利害に関係ない物はほとんど聞こえなくできる優れ物だ。

 

また、無機質なその壁は、異界の住人の興味のあるもの、利害が関係する物の映像はハッキリと映し出すが、そうでない物はあやふやな、霧でもかかっている様な状態で映っているのではないだろうか?

 

なので、自分の世界の中に閉じこもっている異界の住人は目の前で起こった事も「自分は知らなかった」と恥ずかし気もなく平気な顔で言う。

 

異界の住人は承認欲求に飢えているので、「自分が興味のある事」・「知識を披露できる話」・「自分より下に見ている存在」と言う条件が揃うと、安心・安全の小さな自分の世界から嬉々として飛び出して来る。

そして、今までの事がウソだったかの様に饒舌に自慢話を始める。

 

私からすれば、「呼んでも無視。話しも聞いていない。目の前で忙しくしていても知らんぷり。病気で倒れていても目に入っていない。大事な部分を言わない。」と言う、まるで「見ざる聞かざる言わざる」の様な態度を延々と取られ続け、自分の利害が重なった時だけ人が違った様になると言うこのギャップに違和感を感じてきたんだと思う。

 

やっぱりこの状態って普通じゃない!

いくら面倒臭がりでも、目の前で何かしてれば詳しく知らなくても気付くし、いくら忙しくて話の詳しい内容を聞いてなくても、人が話しかけた事位はわかっている。

知らなかった」は無いと思う。

 

長年こう言う事が、こう言う反応が続いて、さすがにおかしいと思い、いろいろ調べてみると・・・。

当初は血液型がAB型だからとかいろいろ考えたが、やはりアスペルガー(受動型)の特徴に一番近いと気付いた。

異界の住人は全然困っていない様子だし、病院嫌いなので診断をしに行くことは無いだろう。

 

アスペルガー・・・自閉症スペクトラム。

だからあんなにも自分と他を遮断して自分の世界に閉じこもる事が出来るのか・・・。

 

私の住む世界とは違う世界。

まさに彼は、私から見れば異界の住人なのだ。

 

 

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私の体験で「自分もそうだ!」と気付く事で、心を傷つけられた方が少しでも自分の心を取り戻す事ができたらと願っています。

 

尚、このブログに書かれる受動型アスペルガー夫(未診断)については、その他の同様の症状をお持ちの方を傷つける意図で書いているわけではなく、あくまでダンナ限定である事をご承知下さい。

アスペルガーであっても、自分の症状に苦しみ、他の人と上手くいく様、一生懸命に努力している方を何人も知っています。

一つの例としてお読みいただければ幸いです。