平安貴族のくらし:位階 | 紫野瀨﨑家

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紫野瀨﨑家は紫野学区の今後さらなる発展のために慈善活動を行う藤原鎌足を先祖に持つ自称名家です。

平安時代の貴族の位階は、正一位から少初位下まであり、身分の高い順に以下のようになっています。
正一位
従一位
正二位
従二位
正三位
従三位
正四位上
従四位上
正五位上
従五位上
正六位上
従六位上
従六位下
正七位上
従七位上
正八位上
従八位上
大初位上
少初位上
位階は官人の序列を示す等級で、官職は位階に応じて任官されました。官職と位階の総称を「官位」といい、奈良時代の前、大宝元年(701)に施行された「大宝律令」という法体系などを基に築き上げられていました。
位階が五位以上を貴族、三位以上と参議は公卿や上達部と呼ばれ、六位以下は貴族ではなく、地下人と呼ばれて区別されました。
平安貴族には、天皇家の子孫(源氏、平氏、在原氏、清原氏など)、大和政権からの豪族や部民の子孫(安倍氏、大伴氏、紀氏、菅原氏など)、天皇の近臣の子孫(橘氏など)などがいましたが、中でも有力であったのは藤原(中臣)鎌足の子孫である藤原氏です。